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俳句を詠んでみた(芍薬)

芍薬や一番咲きは供華となす 

(しゃくやくや|いちばんざきは|くげとなす) 

昨秋株を分けてもらった芍薬が咲いた 
私の庭へようこそいらっしゃいました  
気持ちを推されてしばらくぶりに句を詠む 
句作にいっこうに進歩はみられないが 
それでも自分なりにこだわったのは 助詞「は」 
咲く前から一番咲きはお供えすると決めていたことを 
句に込めたかった 
「を」ではないなと思った 
そういう気持ちが持てたのは 明るい兆しかもしれない 

花びらは散り 一枚残さず拾い集めて押し花にした  
いつか組み上げて紙の上にその姿を再現したい 
次々と花は開くけれど なぜか一番最初に開いた花に寄せる特別な思いがある 

一番咲きはいちばんに見せたい人へ惜しみなく剪る