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俳句を詠んでみた(秋の聲)

密やかにめぐらす菌糸秋の聲 

季語「秋の声」
風雨の音、木々の葉擦れ、虫の音など、しみじみと秋の気配を感じさせる響きを声にたとえる。
具体的な音だけでなく、心耳でとらえた秋の気配をもいう。

俳句歳時記角川書店編より

暴風雨の過ぎた翌日 
あちこちに茸の存在があった 

ずっと前からそこにいたのか 
風雨と雷鳴を得て爆発的に成長したのか 

茸には何かこわいような妖しさがある 
見えないはずの菌糸の包囲網  
茸たちの交信 
SF的妄想に首筋をサワッとさせている 

茸に限らず
植物には意志があると思う   


サルノコシカケかな?
柳の老木の裂け目に生えた
大きな分厚いクリームパンみたいな茸
ヒラタケの仲間?


ピンポン玉くらいの大きさ
あちこちにポコポコ生えている


群生していた
生えたばかりのは傘がスベスベ
やがて亀裂が入ってくる

おまけ

片手からこぼれるほど拾い集めたかわいいものたち
ピンク色の苞の中に赤い実が入っているのはキタコブシ