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俳句を詠んでみた(小春日)

小春日や魯山人展ひと巡り 

季語「小春日」
立冬を過ぎてからの春のように暖かい晴れた日のこと

俳句歳時記角川書店編

(まだ立冬を過ぎてはいないが雪の便りもあったので小春日をつかう)

昨日の嵐からの思いがけない穏やかな日和 
この日和を惜しんで美術館にでかけた 
北大路魯山人展 
脚の調子が良くないのでゆっくりと一巡しかできなかった 
美術館の庭の四季の移ろいも楽しみのひとつなので 
がんばって樹々を見て廻る 
アカナラの樹がひときわ美しかった 

アカナラ

魯山人の作品を初めてみて 
力強さのなかにどことなくあどけなさも感じた 
子どものような天真爛漫な可愛らしさ 
焼き物のことなどさっぱり判らない私の勝手な感想だが  

魯山人「写し」的なものをそこここで目にしていたことにも気付く 
私達の日常のなかに魯山人風な意匠が広く存在し愛されてもいる 
 
魯山人はどう思うだろう 
憤慨するだろうか 

温かみのある土ものの湯飲み茶碗でお茶時間  
白い椿の模様が気に入っている 
美術館のお隣北菓楼で買い求めた開拓草饅頭も