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俳句を詠んでみた(十三夜)

十三夜月に見立てし灯しかな 

(じゅうさんや|つきにみたてし|ともしかな)  

季語「十三夜」
旧暦九月十三日の夜の月。名月に対して後の月という。
吹く風ももう肌寒く感じられる頃で、華やかな名月とは違いもの寂びた趣がある。枝豆や栗などを供えて祀る。

俳句歳時記角川書店編

傍らをひとつ空けたり無月の座 

(かたわらを|ひとつあけたり|むげつのざ)

季語「無月」
旧暦八月十五日の夜、雲が広がり、月が見えないこと。見えない月を思いつつ、月のあるほの明るいあたりを仰ぐ。

俳句歳時記角川書店編

雲の間から少しは月がみられるかなと待っていたが 
とうとう雨になってしまった 

「無月」という名のキャンドルホルダーに蝋燭を灯す


十三夜ちひさな客へ緋座布団 

(じゅうさんや|ちいさなきゃくへ|ひざぶとん)

市松人形も十三夜のお客さま 
紫の着物と赤い座布団を縫ってあげた 

もう大人になった私に母が買ってくれた人形 
小さいころ紙人形や手作りの人形で遊んでいた私を 
母はずっと忘れなかったのだと思う 

恥ずかしがりなのでお顔はだしません
豆名月 
枝豆と栗をお供えするはずが 
ありあわせの蓮根と里芋になりました  
お月様ごめんなさい 
でも里芋おいしいですよ