アイデアの数を数えると「当たり」が増える。メモを習慣にして、使える発想を生み出そう。
システム手帳の見開きで1日を管理しています。右側には毎日のルーチン「以外」のタスクをメモします。
こんな感じ。昨日の記事に掲載したのと同じ写真です。
1行目に「書、IG、はてな、note」とあり、その後ろに1895、6と小さく書いています。
これは、アイデアマラソンです。ノート術の一種です。
考案者の樋口健夫さんはアイデアマラソンの本を多数書いていますが、この本がいちばんまとまってわかりやすいのではないでしょうか。
アイデアマラソンは、
ノートにアイデアを書く。
アイデアに通し番号を振る。
アイデアに「バランス数」を振る。
というもの。バランス数は自由に決めます。仮に「3」とします。
昨日、アイデアマラソンをスタートしてアイデアを3つメモしました。通し番号は1、2、3です。バランス数も同じ数です。
今日、最初にメモするアイデアは通し番号4です。バランス数は、4から3を引いて1となります。
今日のアイデアは4つでした。通しは7、バランス数は5です。明日のアイデアは、通し8、バランス数は6から3を引いて3となるわけです。
最初の例では、1895が通し、6がバランス数です。
慣れて、1日のアイデアの数が増えたら、バランス数も増やします。私のバランス数は今、20です。
つまり、1日に20のアイデアをメモしなければ、バランス数はマイナスになってしまうのです。
毎日、20のアイデアをひねり出すのは難しそうです。でも、どんなことも、メモしたことは「アイデア」としてカウントしていいのです。私の手帳の例では「爪を切る」「筋トレする」といったタスクまでカウントしています。
タスクとアイデアを分けると、メモする場所に迷います。タスクかアイデアか、どちらかわからないことは多いのです。
だから、すべてを時系列の順に書いて、アイデアとしてあつかうのです。
インチキ、ではありません。その分、バランス数を増やせばいいのです。
そして、数を管理すると、量が確実に増えます。タスクを書く量も増えます。いわゆる「本当のアイデア」も増えます。
本当のアイデアといっても、そのほとんどはただの思いつき。役に立ちません。だから誰もアイデアいちいちをメモしません。
それをあえてメモします。できるだけ多く、メモします。すると、たまには光るアイデアが出てきます。ほとんどが「外れ」だとしても、絶対にすべてが外れではないからです。
打率が1パーセントなら、100回振って1回当たる期待値は63パーセントです。1,000回振れば、何回かは当たりを引けるでしょう。10,000回振れば、さらに当たりは増えるはず。
タスクを含めたって、10,000のアイデアを書き出すのは短時間では不可能です。だから、アイデアに数をふって、メモを習慣にするのです。
「当たり」を増やすために。
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