30年間成長しなかった日本。円安、JTC、正規と非正規を考える。
1ドルが154円を超えましたね。
キツいですね。
私の会社、法人向けのサービスと、パン屋をやってるんですけど、両方ともキツいです。
国は「注視している」としか言いませんね。それしかできないんでしょうね。
問題の解決を先送りにして、ぬるま湯に浸ってる間に、いつの間にか世界が沸騰してしまってた、みたいな。
この30年間、先進国中で、日本だけが成長していない。
競争しない者(日本)は成長しない。競争する者(主に米中)は成長する。力で負ける。
単純な図式です。
その原因は「正社員」じゃないでしょうか。
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伝統的な日本型企業を揶揄して、JTCというそうですね。
Japanese Traditional Companyの略。
上意下達の企業文化。硬直的な組織運営。それ全部、雇用の流動性が低いからですよね。
辞めない、辞めさせられない、正社員システムのせい。
今から思えば。
2000年代初めに小泉政権が非正規を緩和したとき、正社員の金銭解雇もセットにしておけばな、と。
そうしなきゃ不公平でしょ。
正規と非正規の身分差で若い世代に課題をぶん投げて。その若い世代も今や50代ですからね。
手遅れではあるけど、今からでもやればいいのに金銭解雇。世論はどうなんでしょうか。
日経で「金銭」「解雇」をキーワードに今年の記事を検索してみたら、ヒットしたのは2本でした。記事の端っこで、ちょっと触れてるぐらい。
マスコミ自身も正規と非正規で成立してるから、この問題をいじりたくないのかな。
手詰まりですね。
まあ、JTCがイヤになって会社を飛び出した身には、あんまり関係ないかな。
生き延びて、事業を拡大して、おかねを稼ぐことに全力を注ぐのみ。
いや、でも円安しんどい……
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