2%の「超予測者」を目指すのが成功への近道。柔軟に、複雑に、チャレンジを繰り返せ。
「シンプルで合理的な人生設計」に、極めて高い確率で将来を予測する「超予測者」の話が出てきます。
彼らが存在する割合はたった2%とのこと。
超予測者を研究したフィリップ・テトロックは、予測が下手な人を「ハリネズミ」、上手な人を「キツネ」と分類しました。
それぞれの特徴は、以下の通り。
ハリネズミ 専門的、硬直的、頑固、秩序を求める、自信がある、イデオロギー的
キツネ 総合的、柔軟、自己批判的、複雑さを受け入れる、用心深い、経験的
研究では、政治や経済の専門家の予測が当たる確率は「チンパンジーにダーツを投げさせるのと同じ」だそうです。大変失礼ですけど、マスコミに登場する専門家って、ハリネズミ的ではありますね。
それも当然でしょう。そういう人は話が面白いから。
自信たっぷりに、イデオロギーを明確にして、専門知識を、秩序のもとに打ち立てて論じる。視聴する側も大多数がハリネズミ的だから、そういうのがウケるわけで。
でも私はキツネでありたい。目立たずとも、長期的にはそのほうが利益は大きくなるはず。
2%に入るのは無理でも、キツネに近いハリネズミを目指したい。
本書では「キツネ」の生き方を以下のように述べています。
「試す」というキーワードがここにも登場しました。
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試す。
これは、成功のためにはよほど大事な行為なのでしょう。
キツネであるために、もっと試さなくては。