第七回:運命の一大決戦「アクティウムの海戦」 [永遠の帝都・ローマ建国篇]
二人の英雄が、ローマ共和政末期の地中海の覇権を賭けて火花を散らす!
エジプト女王クレオパトラと恋仲になり領土を私物化したローマ随一の猛将アントニウスに対し、ローマ市民や政界の元老たちの指示も取り付けてその討伐に名乗りを上げた、眠れる若き獅子オクタビアヌス。
世界史上に燦然と輝く天下分け目の大決戦「アクティウムの海戦」、ついに開戦!
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ローマの帝政開始までを描く「ローマ建国篇」、第七回のスタートです!
▼歴史発想源「永遠の帝都・ローマ建国篇」〜アウグストゥスの章〜
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【第七回】運命の一大決戦、アクティウムの海戦
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■オクタビアヌス、自ら軍勢を率いて出撃!
英雄ユリウス・カエサルの遺志と血流を受け継ぐオクタビアヌスに、いよいよ最後の決戦の時が迫ります。
最大のライバルであった名将アントニウスが、プトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラと結婚し、一方的にオクタビアヌスの姉のオクタビアと離縁。
さらに、ローマ本国に無断で勝手にクレオパトラやその子たちにローマ領を譲るというアントニウスの覚書が発覚したことで、オクタビアヌスはアントニウス討伐を宣言します。
アントニウスを許せないローマの民衆たちの支持も、アントニウスに呆れる「元老院」の了解も取り付け、オクタビアヌスはいよいよ、ライバル・アントニウスの成敗へと動くのです。
とは言っても、アントニウスはもうこの頃は、エジプトの全権を握っている専制君主のようなもので、ローマの小粒な連中がいかに非難しようとも痛くも痒くもありませんでした。
何と言っても、アントニウスはローマの誰よりも戦争が得意な天才武将であり、しかも当時のアントニウス率いるエジプト軍は、オクタビアヌスのローマ軍よりも兵数が多かったのです。
そんな両軍の全面対決の時が迫ってきましたが、この最終局面になって、オクタビアヌスはそれまでとは違う行動に出ます。なんと……
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