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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中… もっと読む
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ… もっと詳しく
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#企画力

TRs-855:自分が一番好きなことと、社会が自分に求めることとを切り分けて考える。 [トップリーダーズ]

YouTubeでチャンネルがバズったきっかけは、その人の最大の武器に特化したことではなく、YouTubeに親和性の高い王道のテーマに対してその人の最大の武器を使ってみたことだった! 自分が最もやりたいことを事業にしたが倒産をした、自分が一番好きなことを仕事にしたが失敗した、というケースはたくさんあります。事業に情熱は大事ですが、自分が最もやりたいことが社会にウケるとは限りません。 自分が一番好きというわけではないけれども、モチベーションが続くほどに好きなことであり、それで

TRs-841:現場で起こるトラブルは、逆に企画に活用してお客様と盛り上がる。 [トップリーダーズ]

人気雑誌の中で当初は単純に新年のお祭り企画として立ち上がったコーナーが、編集部への日々の労力を激減させる効果、さらには競合他誌との競争に優位に立つという大きな効果を生んだ! 商売の現場ではいろんなトラブルやクレームが生じるものですが、それらに怯えながら対処するよりも、それを逆に企画として生かすという発想ができたら最高です。 楽しく実行できて、さらにトラブルも軽減してしまう。そんな二重の効果が出てくるような発想は、どうやったら生まれるのでしょうか。 業界のトップリーダーた

TRs-791:社内の「なんとなく」を排除することから、経営改善は始まる。 [トップリーダーズ]

社長がふと冗談めいて宣言したことで、社員たちはそれをスローガンとして一丸となり、果ては本社ビルの所在地まで考えなければならないほどに重要事項になった! 会社の中には「以前からそうやっているから、なんとなく今もそうやっている」「前任者の時からそれをやっているので、なんとなく今もそれを継承している」という「なんとなく」の慣習がたくさんあります。 本社所在地の由縁に至るまで、「なぜそうなっているのか」を明確にして、「なんとなく」を排除していくことが、経営を改善することになるので

TRs-790:事業で多くのお客と接している中から、人間の動きや考え方について観察する。 [トップリーダーズ]

世間が大きく注目することになったスマホアプリを生み出したきっかけは、創業者がその前に展開していたWebサービス事業の中で、ある機能のボタンを1つ設置したことでその機能の利用者が殺到したことだった! 仕事を通して多くのお客様と接していると、「このようにすれば、多くのお客様はこのように行動してくれるのか」といった、お客さまの傾向が分かるようになります。その発見が、次の新しいサービスを生み出すきっかけになります。 そのような発見をすることを意識していない仕事は、蓄積がありません

TRs-774:相手に伝わりやすくするためには、情報を追加するのではなく濃縮していく。 [トップリーダーズSelect]

優秀なコンサルタントの提案書には必ず共通点があり、その提案を受ける側も一流ではない企業人だとこんな皮肉を言ってくるという共通点があった! 「相手に伝わりやすくするためには、説明をもっと追加しよう」と考えてしまうのは、自信のないやり方であり、もっと伝わらなくなっていきます。グラフやチャートだらけの無意味なページばかりの企画書を出してもしょうがない。 徹底的に濃縮された企画書や提案書を作り上げるセンスを保つためには、日頃からどのような鍛錬をしておかなければならないでしょうか。

TRs-766:経験年数や年齢は関係なく、企画に対する信念をぶつけるのが企画職の仕事。 [トップリーダーズSelect]

高視聴率を記録し続けたテレビ番組が生まれた背景には、先輩プロデューサーのダメ出しに対する、発案者である後輩プロデューサーの想いの大きさをぶつける力があった! 良い企画案を何度出しても結局は却下されてしまう、と愚痴を言っている人が多いですが、その「良い企画案」だと思っている部分が、発案者と決定権者では違うのです。これを勘違いすると、いつまで経っても企画は通りません。 企画職は企画を提案すると同時に、「企画の信念」も提案しなければなりません。なぜその企画をやらなければならない

760:企画を始めるなら、熱量が高く価値観を共有できる少人数で進める。 [トップリーダーズSelect]

テレビでも大人気で多忙を極めるタレントが、YouTubeでもここまでのチャンネル登録者数を獲得しながらも、実際にYouTubeチャンネルに関わっているスタッフはたったこれだけしかいなかった! 新しい企画を始める時に、なぜかやたらメンバーをたくさん集めたがる人が多く、人数の多さで安心したいのかも知れませんが、実際には関わる人が多ければ多いほど企画は頓挫していきます。 企画というものは熱量が大事。高い熱量を持って、価値観がきちんと分かり合える人たちと進めなければなりません。そ

740:発想力や企画力を高めたければ、詰め込み勉強よりも「ひとり編集者」の視点を持つ。 [トップリーダーズSelect]

小学生の頃から学校の勉強とは別に自分でいろんな情報を集めてノートに編集をしてきた活動で、普通の学生では会えないようなプロフェッショナルたちに次々と出会え、出版社から出版が決まり、NHKでドキュメンタリー番組が制作されるほどになった! 「勉強」というと知識を頭に詰め込むタイプの勉学しか思いつかない受験勉強型の人が多いですが。本当の意味で「頭を使う」というのは自分で考え、自分で整え、自分で世に発信するという「自分にしかできない物を生み出す」ことです。 自分の足で情報を集めて、

720:社内でまだ誰もやっていないことを探して、ファーストペンギンになる。 [トップリーダーズSelect]

社内の誰もがやっていないことを、コロナ禍を機会だと捉えて取り組んだ結果、1日だけで1億7000万円以上の記録的な売上を叩き出し、そのインパクトのある結果から「社内初」の名誉を独占した! みんなが失敗を恐れて飛び込まない中、勇気を持って飛び込んだファーストペンギンは先行者利益を独占します。その分野ならあいつに聞いてみよう、あいつに任せてみようと、たくさんの機会が集まることになります。 まずは社内で初めてのこと、業界で初めてのことを探してみて、自分でやってみる。そこにきちんと

710:AIやARは今のビジネスモデルを全否定するぐらいの革新で初めて意味が出てくる。 [トップリーダーズSelect]

リアル店舗での販売に頼っていた化粧品のセレクトショップが、AIとARを融合させた化粧品シミュレーターのスマホアプリを開発したところ、売上の80%をあげるほどのサービスへと成長した! 「AIを導入したら、今までの仕事がなくなってしまう」と否定的に書いているビジネス記事が多くありますが、当たり前です。AIを導入するということは、今までやっていた仕事を全否定するほどのビジネスモデルの転換でなければならないのです。 AIやAR技術を今までのビジネスモデルの中で考えてしまえば、それ

704:今流行しているプラットフォームに頼らなくてもいい企画力や発想力を目指す。 [トップリーダーズSelect]

数々のヒットゲームを手がけたゲームクリエイターは、最も人気のあるコンシューマー機で発売しなくても、あまり多くの人が使っていないプラットフォームでも人気となるゲームの作り方の哲学を持っていた! このSNSが流行ったらそこで始める、この場所が人気ならそこで始める、というようにその時々の流行や人気のプラットフォームに流されていって、結局どれも定着していないという人がたくさんいます。 今はどのプラットフォームがいいですか、次はどのプラットフォームでやるべきですか、などという考え方

699: 「予算感」に縛られると他社と似たような発想になり、予防線を張らない他社に追い抜かれる。 [トップリーダーズSelect]

地方の一企業が数々のビジネスアワードを総なめにするほどに飛躍したきっかけは、予算の中で新工場の設計を考えるのではなく、最初に全く予算を気にせずに理想の設計をして、その道の一流の企業とともに理想の実現を目指したことだった! ビジネスには予算が大事ですが、「こういう予算でやろう」という「予算感」はどの企業もさほど変わらないので、案はどこも同じようなものになってしまいます。他社と違う発想をするには「予算感」を捨てなければなりません。 発想や計画だけならばタダ。予防線を張らずにど

687:アイデアの根幹は絶対残そうと固定せず、微調整しながら変更する可能性も意識する。 [トップリーダーズSelect]

若手のテレビマンの斬新な発想で人気を経てレギュラー番組に定着した人気番組は、当初の企画の方針をそのまま用いるのではなく、テストプレイで現実的な問題点を確かめた上で企画の要素を大胆に変更していた! 斬新な発想の企画が生まれると、その斬新な部分をそのまま残したまま進めてしまい、問題点があってもなかなか改善できなくなってしまいます。「このアイデアだけは譲れないんだ」という部分が、企画の成長を止めてしまうのです。 企画には微調整が大事です。アイデアの根幹も微調整していってより良い

686:恥ずかしくて周囲に言えない自分の中の欲望や思考が、大きな商品の元になる。 [トップリーダーズSelect+]

何百もの作品を世に生み出してきた大御所作家が、その道を目指す若手に助言していることは、「親兄弟に見せられないものを書け」ということだった! 誰もが共感する、誰も嫌悪感を抱かない、そういう無難な内容で情報発信をすると、案外誰もついてきません。逆に「あまり恥ずかしくて周囲には言ってこなかったけど、実はこっそりこういうことが好き」というもののほうが、発信すると「私も!」と共感者が多く集まります。 自分の中の「恥ずかしくて人に言えない好み」は、実は大きな企画の種なのです。自分の中