マガジンのカバー画像

マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中…
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ…
¥1,980 / 月
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

2023年も、ありがとうございました!

2023年も「マーケティング発想源」をお読みいただいて、ありがとうございました。 前身の「トップリーダーズ 〜読書発想源〜」の頃から通算すると、500週以上も連続でnoteで投稿しているそうなのですが、今年も皆さんにたくさんの発想源をお届けできたかなと思います。 2024年も、さらに新たな企画をはじめ、いろんな発想源をご提供してまいります。 来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 ここからは、筆者の弘中勝が個人的に、2023年に初めて体験したり知ったりしたものの中か

TRs-850:広い商品展開に躍起になるより、一つの商品を徹底的に磨き上げて強くする。 [トップリーダーズ]

スイーツ激戦区の観光地の中にありながらも、その地を代表するほど人気店になった洋菓子店の強さの理由は、一般的な洋菓子店のラインナップとは全く違い、一つだけの商品を徹底的にブラッシュアップしたからだった! 売上に不安があると、つい幅広い商品のラインナップを考えてしまいがちですが、商品点数が増えるということはそれだけ、予算もマンパワーも分散していくことになります。 一つの商品を徹底的に強くする。そうすれば、コストは下がり、PR効果も上がり、いいことだらけなのです。 業界のトッ

[マーケティングの着想点] プラットフォームの形態が劇的に替わっているところに、ビジネスチャンスが待っている。

世の中にはマーケティングのヒントがいっぱい! さまざまな業界、さまざまな分野で起こっている事象から、自社の新規事業や新規企画の発想に活かせるヒントを見つけよう。 とは言っても、アイデアはそう簡単にはなかなか出ないもの。 そこで、「このようなところから発想してみたらどうだろう?」という着眼点と、その発想のルートを見つけ出してみよう、というコーナーがこちら。 題して「マーケティングの着想点」。 ある着想の部分をお伝えしますので、社内のブレインストーミングや自分の思案など

TRs-849:優れたクリエイターほど、優れた俯瞰視係を持っている。 [トップリーダーズ]

社会現象にもなったほどの大ヒットドラマで話題の演出が生まれたきっかけは、演出家の「ドラマのプロの意見を重視しない」という姿勢だった! 「業界のご意見番」が幅を利かせているような業界は、守られているように見えて、過去の経験しか参考にできなくて新しいことを取り入れることができず、じわじわと衰退していく場合が多いです。 業界の旧来の常識にとらわれず、面白いものは面白い、面白くないものは面白くない、分かりやすいものは分かりやすい、分かりにくいものは分かりにくい、とはっきり意見をし

TRs-848:弱点を克服することも、プロフェッショナルの大事な仕事の一つ。 [トップリーダーズ]

世界大会で連覇を果たしていくチャンピオンが、次の大会出場が絶望的になるほど不調に陥った時に、監督が見抜いて徹底的に指導したことは、「嫌いだから敬遠していた食べ物を食べること」だった! 短所をなんとかするより長所を伸ばすほうが良いというのは確かに一般的なセオリーですが、プロフェッショナル同士の競争や戦いになると、短所によるちょっとしたミスが命取りになります。 だから、弱点をいかに克服するのかということもプロフェッショナルの大切な仕事の一つと言えます。自分たちの弱点に対して、

[学べるコンテンツ] これからの時代は、編集力や企画力が求められるような学びの場が強い力を持つようになる。

優れたコンテンツから優れた発想力を学べ! 良いものを作っているだけでは物が売れない、真摯にやっているだけでは注目もされない今の時代。大事なのは、お客様を振り向かせることができる企画力です。 企画力を高めるためには、発想力を高めることが大事。 このコーナー「学べるコンテンツ」は、目を通しておくと高い発想力や優れたアイデアを学ぶことができる世の中のコンテンツに注目するコーナーです。 そのコンテンツとは、書籍・映画・テレビ番組・漫画・音楽・YouTube・雑誌・ラジオ・演劇

TRs-847:企業や店舗のホスピタリティとは、ルールよりも最善のことを考えること。 [トップリーダーズ]

急速に店舗数を増やして日本中を席巻した人気飲食チェーン店には、お客様には明言されていない、ある暗黙のルールが存在した! 9時オープンの店があったとして、8時59分に来られたお客様を店の中に入れられないのというのは、どのような理由からそうなってしまうのでしょうか? ルールを守ることと、お客さまへのホスピタリティを優先すること。どのようなバランスで考えなければならないのでしょうか。 業界のトップリーダーたちの叡智や意識を本の中から学ぶ「トップリーダーズ」(TRs)。第一線の

TRs-846:重すぎる信念や熱すぎる情熱は、かえってお客様を遠ざけてしまう。 [トップリーダーズ]

世の中に大旋風を巻き起こした大ヒット作品を生み出し続けたプロデューサーが考える大ヒットの3大原則とは、そんなにも受け手を圧迫しない、ちょっとしたことばかりだった! 事業には信念が大切だ、熱い思いが大事だといろんなビジネス書やセミナーでは学びますが、実際にはお客様にとっては「そんな熱すぎる思いをぶつけられてもな……」と鬱陶しくて敬遠されるケースがよくあります。 自分たちの商品が誰かの人生を変えるとか、何か啓蒙するといった尊大な理念ではなく、お客様にちょっとした幸せを感じても

漫画51:この漫画に学ぶ「もう一人の視点から見る発想」 [漫画発想源]

学びと実践のために「漫画を読む」というのもまた一つの「読書」である! と考えて、漫画作品や漫画関連の話題から発想や企画のヒントを見つけるのが、この「漫画発想源」。 「漫画なんてビジネスに関係ないでしょ」なんて、とんでもない。漫画はその作品の内容から、さらにはその作品の企画自体から、いろんな発想源を見つけることができます。 いろいろな漫画の中から見えてくる、効果的な会社経営のやり方や、PR力を持つ企画の発想などなど。あなたにはここから、どのようなヒントを見つけ出すことがで

TRs-845:伝統は頑なに変えないのではなく、時代に応じてアレンジされていくもの。 [トップリーダーズ]

世界中から集まってくる人気の寿司店は、外国人たちからまるで牢屋で食べているようだと口々に言われる日本中の厳格な老舗寿司店と違って、お客が多いに楽しむ雰囲気を作っていた! 伝統を守るというのは、新しいことを否定して古きものを頑なに守るということではありません。そういう古くさい考えの業界は、どんどん廃れていっています。 伝統とは時代に合わせてアレンジされ続けていった挙句に残っていくもの。守らなければならないこと、アレンジするべきことは何でしょうか。 業界のトップリーダーたち

TRs-844:天才的逸材は自然に世に出ていくから、せめて活躍の邪魔をしない。 [トップリーダーズ]

MCの天才的な才能が撮影現場で輝き、NHKではなく民放でしかも予算が圧倒的に少ない中で製作した深夜番組であるにも関わらず、国際エミー賞の最終選考にノミネートされるほどに高い評価を受ける番組となった! 足の引っ張り合いになりがちな日本のマーケット。しかし本当の天才は、どんなに足を引っ張られようが世の中に出ていくことになります。 「出る杭は打たれる」と言いつつも、出る杭は勝手に出ていきます。ですから、そういう人たちが活躍して経済が活発化するように、せめて足を引っ張ってはならな

第13講:ブランディング戦略は、「よくばりPR」の禁止から始めなければならない。 [やりなおしマーケティング]

「ビジネス本を読んだり経営セミナーに出たりして、マーケティング理論をたくさん勉強したけれど、結局わけが分からなくなってしまって、会社経営も営業活動も逆にうまくいかなくなってきた」 とお嘆きの経営者やマーケティング担当者の方々が増えています。 インプットをたくさんしたはずなのに、経営やマーケティングに取り入れるたびにどんどん経営が悪化するという事態に。受験勉強のようにはうまくいかなくて困っている方、多いですよね。 この「やりなおしマーケティング講座」では、マーケティングを