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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中…
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ…
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2022年3月の記事一覧

708:その仕組みはもともとどういう意味で作ったのかを振り返れば、正しい対応が分かる。 [トップリーダーズSelect]

テレビや雑誌にもたくさん取り上げられた、その食堂の顔にもなった画期的なサービスチケットができた背景には、店主の想いと経験が込められた複雑な事情があった! 会員カードは「会員の常連さんに喜んでもらうために」という意味で作ったのだとしても、もし会員カードを忘れた目の前のお客様が会員と明らかに分かっているのにサービスしないのは、「あなたは会員の常連さんではないんですよね? だったら喜んでもらいたくありません」と言っているのと同じです。 もともとその制度は何のために作ったものなの

707:「自分の進む道はこうだ」と決めつけるよりも、目の前の仕事に全力で取り組むほうが成功には近い。 [トップリーダーズSelect]

有名な写真集ばかりを出しているというイメージがある著名なカメラマンは、もともと写真家になりたかったわけではなく、実は写真集以外の仕事もたくさんやっていた! 「こんなことがやりたくてこの世界に入ってきたわけではない!」と思っているような人よりも、「食うためにはとにかくやらなければならなかった」と来る仕事にどんどん取り組んでいるだけの人のほうが、その業界の中で成功を収めている場合が多い。 「自分が進む道はこうだ」と決めつけてしまうと、成功からは遠ざかってしまいます。自分に託さ

706:信頼関係を築くことに必要なことは、常に正直な報告をし続けていくこと。 [トップリーダーズSelect]

地方でわずか5台から始まった小さなタクシー会社が、やがてタクシー台数5000台、年商600円の大企業に成長した時、様々な産業新聞がその資本の出元を疑って憶測を書き立てたが、その秘訣は非常にシンプルな意外なことだった! 隠し事をするのは、その場しのぎにしかなりません。後々に大変なことになります。バレなければいいやと思ってしまいがちですが、風船爆弾を抱えているのと同じことで、どんどん問題は大きくなっていくのです。 社内外に、正直な報告をし続けなければならない関係の人は、案外た

705:画一的な指導ではなく、複数のタイプに対応していく指導法こそ育成の本質。 [トップリーダーズSelect]

日本人メジャーリーガーとして活躍し、現在はコーチを務めている名野球選手が、育成で一定の成長をした選手に対してさらなる成長のために行っているコーチングは、技術指導ではなく、ある声がけだった! 「俺はこうしてきたんだ」「俺の若い頃はこうだったんだ」と自分の経験だけで指導をしている指導者は、大した教育ができません。それが効率的だと思っているのですが、結局は伸びなくて非効率なのです。 みんなそれぞれ、個性も違うしレベルも違うから、指導法が全部同じになるはずがありません。優れた指導

704:今流行しているプラットフォームに頼らなくてもいい企画力や発想力を目指す。 [トップリーダーズSelect]

数々のヒットゲームを手がけたゲームクリエイターは、最も人気のあるコンシューマー機で発売しなくても、あまり多くの人が使っていないプラットフォームでも人気となるゲームの作り方の哲学を持っていた! このSNSが流行ったらそこで始める、この場所が人気ならそこで始める、というようにその時々の流行や人気のプラットフォームに流されていって、結局どれも定着していないという人がたくさんいます。 今はどのプラットフォームがいいですか、次はどのプラットフォームでやるべきですか、などという考え方

703:想いや考えを伝える「言葉」は、話し言葉や書き言葉以外にもたくさん手段がある。 [トップリーダーズSelect]

幅広い分野で活躍してきたコピーライターが、ある特殊なイベントの広告制作に携わった時、「言葉」の意義を思い知らされてショックを受け、それが広告史上に燦然と輝く名広告を生み出した! 言葉というものは、声や文字だけではありません。ボディランゲージという単語の通り、身振り手振りも言葉です。音楽も言葉、イラストも言葉と言えるかもしれません。 言葉を伝える手段は、いろいろあります。喋るのが苦手だからPR力やコミュニケーション能力がないとは限りません。いろいろな手段があるということは念

702:インバウンドの強力な要素は、伝統的な文化ではなくても、日常の空間の中に多く眠る。 [トップリーダーズSelect]

外国人が社長になると、日本では単なる古いエンターテインメントの形だと思われているものに、訪日外国人や在日外国人たちをも巻き込む大きなインバウンドツールとしての側面があることが浮き彫りになった! インバウンドというと高級寿司店や高級天ぷら店、歌舞伎や能楽などを体験してもらうことだとイメージしている人が多くいます。しかしそれだけでは、いつまでも若いファンが増えていかなくなります。 日本人自信が慣れていないような伝統的な文化ではなくても、日本にはたくさん「日本らしさ」のあるもの

701:相手の本心を聞き出すためには、聞きたいことを直接質問しても意味がない。 [トップリーダーズSelect]

十数年も続いた人気大型番組の名司会者として活躍したベテランアナウンサーが、事故現場で各社が取材に訪れて群がってもインタビューに応えてくれない相手に対して、ある質問をしたことでどんどん洗いざらいにしゃべってくれた! 質問をすれば相手は必ずそれに答えてくれるわけではありません。聞きたいことを直接聞いても、本音は語ってくれない。どうすれば本音を語ってくれるようになるのかという工夫をしていくのが、インタビューの本質です。 「どういう商品が欲しいですか?」と聞いても、お客様は本当の

700:「決断力」とはなるべく早く決めることではなく、整理ができる力のことである。 [トップリーダーズSelect]

これまでにたくさんの現場経験を積んできた世界最高齢の専門家がその仕事に最も重要なことは、一か八かの決断などはせず、機械に任せたり占いに頼ったりせずに日々鍛え上げてきた「判断力」であると語った! 決断力というと「早く決める」ということだとイメージしがちですが、早く決めてもそれがギャンブル的な思い切りや、他人の意見や自分の感情に左右されての不安定な決定だと、ろくな結果を産みません。 決断力とはたくさんの要因を見て最良のものを選んで実行に移すこと。それができるためには、日々の意