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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中… もっと読む
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ… もっと詳しく
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2021年8月の記事一覧

648:案件を期日いっぱい一人で抱え込んでいるようなデザイナーやプランナーは三流。 [トップリーダーズSelect]

新しいデザインを考える時には緻密なマーケットリサーチが必要だと思い込んでいる担当者やデザイナーが多いが、日本の工業界を牽引した工業デザイナーは、マーケットリサーチはデザイン創作にはあまり役立たないと明言した! デザインを生む時も企画を生む時も、「今やってますので、もう少し待ってください」といつまでも自分だけで案件を抱え込んでいるような人はデザイナーやプランナーとしては三流です。時間をかけて自分の頭の中だけで完結したものは、他人が見ると5秒で却下するシロモノに過ぎません。

647:会社のPR力と社内の個人のPR力が両輪となって大きなPR力を生んでいく時代。 [トップリーダーズSelect]

テレビ放送といえば深夜帯かCSチャンネルぐらいしかなかったプロレス業界で、ちょっとメディアの考え方を変えて戦略を立て直したら、弱小団体が国内屈指の興行規模を誇るほどの経営基盤の強い人気プロレス団体に成長した! PR手法は時代とともにどんどん変化していくから、「うちの会社はずっとこの方法でやってる」という発信スタイルに固執していくと時代に取り残されます。どんどんチャレンジしていかなければならないのです。 誰もがSNSを使う今は、会社が情報を一元化して発信する時代でもありませ

646:社員のモチベーションを高めるなら、採用システムから見直してみる。 [トップリーダーズSelect]

お客様の健康のために今までの主力事業を捨てたことで、70人いた社員がわずか5人になるまで見限り離反していって苦境に立たされた地方のメーカーが、採用の方針を大きく変えたところ、社員たちの傾向が変わり、やがて全国に知られる有名メーカーへと成長した! 自社商品がどれだけ好きかと言っても、ただ仕事のために扱っているわけだから好きも嫌いもない、というのが普通です。「自社の商品を愛するように!」などと社員に強制するのも時代遅れです。 それならば、そもそも自社の商品を愛してくれている人

645:インプットした情報をあえて全部捨ててみることで、高度なアウトプットが生まれる。 [トップリーダーズSelect]

世界的に大人気となった大作漫画を作り上げた漫画家は、その漫画のテーマの分野についてとても詳しいというわけではなく、実は逆に詳しくならずに真っ白な状態で作品を創っていた! 一流のクリエイターやプランナーは、徹底的に取材を重ねるものの、作品や企画を作るときにはその取材を一切捨ててしまう、という人がかなり多い。取材はあくまで取材であり、それを活用しなければならないという縛りは捨ててしまうのです。 知りすぎたことで企画や商品の可能性を小さくしてしまう、ということがないようにするに

644:耳から聞いただけで「理解したつもり」になっている人は、理解できていない。 [トップリーダーズSelect]

将棋棋士たちはいつも対局後に「感想戦」という戦評をするが、どんな対局があってもその駒運びを再現できてしまうのは一般人よりも記憶力が優れているわけではなく、一般人が誰でもあることができるような記憶の仕組みに近い覚え方をしていた! 学生の頃は習ったことをノートに書いたり、単語帳で読み返したりして記憶することをたくさん鍛えていたはずなのに、大人になると人の話を「なるほど、なるほど」とうなずいて聞いているだけで覚えたつもりになっている、という人がものすごく多くいます。 分かったつ

643:無理だと思われる問題は、逆にもっと負荷をかけ高い壁にすると、意外な解決方法が見つかる。 [トップリーダーズSelect]

東日本大震災に伴う原発事故で、自治体から15パーセントの計画停電を強制され多くの会社が絶望を感じる中、独自の計算方法でもっと高い数字を割り出して工夫して取り組んだところ、お客様にも迷惑をかけずに社員の首も切らずにその高い数字を達成できた! 切羽詰まった時には驚くほどの力を発揮するのが人間の不思議なところです。迫っている課題に対して、自らその壁を大きくして問題解決を考えてみると、壁が小さかった頃に比べて意外にも単純な解決方法が見つかるものです 自社に切羽詰まった状態を作り出

642:あえてマーケットにニーズに「応えない」ことで、大きなニーズを生み出す。 [トップリーダーズSelect]

農作物に超高級のブランディングをすることで1億円以上の売上を叩き出した農家がやったことは、あえて市場や顧客からのニーズを「聞かない」という逆説的なブランディングだった! 「ニーズに応える」ということが大事だと思っている人が多いですが、お客様から出てくるニーズというのはあくまでも「今の人たちが今思っていること」に過ぎません。将来のニーズは自分で探していかなければならないもの、自分で作っていかなければならないものです。 そのためには、「ニーズに応える」ことが足枷になることもあ

「トップリーダーズ トーク」第6回:経営を極限までシンプル化して社員やスタッフを幸せに導くことが学べる一冊。

『トップリーダーズ 〜読書発想源〜』を購読中の皆さまにお届けする、音声コンテンツ「トップリーダーズトーク」。 経営やマーケティングの構築のために役立つ発想源を、編集長自らが気になる本の中から皆さんに直接お伝えするコーナーです。 皆さまからのご好評のお声をいただいて、とても嬉しく思っております。 今回は第6回。今回もどうぞ、よろしくお願いいたします。 ■「トップリーダーズ トーク」第6回 今回のテーマは「省く」です。 今はミニマリズムの時代。いろいろあれやこれやと保

641:地下資源の乏しい日本が、国際社会を生き抜くために大事にしなければならない貴重な資源とは。 [トップリーダーズSelect]

業界を牽引する名経営者が、日本を国際社会へと導いた名政治家から「日本人が国際的に信頼と尊敬を集める日本人になるために最も必要なこと」を教わったら、それは「英語を勉強すること」ではなかった! 日本人が国際社会で活躍していくためには英語の習得が第一と考える人が多いですが、もっと大事なことがあります。英語はそのもっと大事なことを表現する一つの方法でしかありません。 地下資源が少ない日本にも、他の国では得ることのできない貴重な資源があるのです。多くの人が気づかない、その貴重な日本