【社長コラム#1】“仕事のやりがい”ってなんだろう
こんにちは。ウィナス人事部です。
21期目のスタートと共に、大きな組織改変を経て新たなスタートを切ったウィナス。
こちらの記事では新シリーズとして社長からのメッセージを連載していきます。
トップメッセージの内容は多岐にわたります。
「企業理念」「仕事とは」にはじまり「生き様」「人としてのあり方」まで、出し惜しみすることなくとことん語り尽くします。
20代で起業し、厳しい時代に競争の激しい業界を駆け抜けてきた浜辺社長は一体何を思い、どんなことを伝えてくれるのでしょうか。
IT業界の過渡期をどのように生き抜くかのヒントが満載です。
第1回のテーマは「仕事のやりがい」
聞き馴染みのある言葉ですが、果たして社長が思う「やりがい」本質は……?
必見です!
・「仕事のやりがい」って?
耳にすることのが多い、使い古されたフレーズです。
実際口にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そもそも、果たして仕事のやりがいとはなんなのでしょう。
普段の生活で楽しいと思ってる事を仕事にすると、それがやりがい?
だったら趣味や自分が好きなことを仕事にすれば良いのかといえば、そんな単純な話とは限りません。
たとえば「釣りが趣味」という人がいざ仕事にしてしまうと楽しめなくなってしまったという話はよく耳にします。
また「ゴルフが大好き」という人でも、プロとなるとお金を稼がなくてはいけないプレッシャーの中で、心の底から楽しめるでしょうか。
仕事は、報酬を得るために常に結果を出し続けなければなりません。
いざ社会に出ると、
「楽しい」「やりがい」「結果/成果」など
相反することが複雑に絡み合ってるのが仕事なのだと実感します。
もちろん仕事において「どんなときにやりがいを感じるか」は人それぞれ。
ただ一つだけ共通点があるとすれば「人から認められる」ということではないでしょうか。
・「承認欲求」は人としての本質
これは仕事としてだけではありません。
「誰かから必要とされている」という実感は、生きていく上でとても重要なことだと考えています。
どれだけ社会的な地位があっても、どれだけ偉い人でも「必要とされてるか」「評価されているか」を気にしないで生きていくのは難しいのではないでしょうか。
今はこの感情を「承認欲求」と表現することが多く、マイナスなイメージも付随しているように思います。
しかし私はこの「承認欲求」こそ人間らしさであり、生きるための原動力なのではないかと改めて思うのです。
たとえば、新人の社員が上司から褒めてもらいたくて一生懸命仕事をすること。これは「自分が必要とされているか」の確認作業と言えるでしょう。
不安だから認めてほしい。認めてもらったら喜ぶ。
これは人間らしくとても素直な感情で、素晴らしい感覚です。
また上場企業の社長は常に自社の株価を気にします。
つまり、マーケット(市場)が自分たちをどう評価しているか、どのように認めてくれているかを気にかけているのです。
百戦錬磨の上場企業の社長でさえ、株価=株主の評価のために必死で動いているのです。
このようなことから、どのような立場の人も「誰かに認められたい」という気持ちとやりがいが直結しているのではないでしょうか。
・トータルプロデュースで戦うこと
ウィナスは創業以来「トータルプロデュースで戦う!」と言ってきました。
世の中の問題、課題を解決していくには、総合的に取り組まないと解決できません。
一つのサービスやシステムを販売するのではなく、お客様の希望をどのように解決するか考えるところから始まります。
これは私の「お客様に必要とされたい」という思いから生まれました。
お客様から「AとBを作って」と依頼されたときに「AとBを作る」のは当然です。ただ言われたことだけをやるのではなくて、付加価値をつけたいと思いました。
一業者として関わるのではなく
「ウィナスとして仕事してよかったよ」
「浜辺くんに相談して正解だった」
と言ってもらうためには、“お客様が求めている以上の結果”が必要です。
アイディアをこちらから提案したり、お客様の立場になってリスクをお伝えしたり、プラスαのサービスを提供することはとても重要です。
言われたことだけやってもダメ。
立派な提案だけでもダメ。
丁寧な進行管理だけでもダメ。
成果物の品質に問題ないだけでもダメ。
総合的に満足してもらうことで、お客様に認めてもらう。
「次の仕事も必ずウィナスで」と言ってもらえれば最高だと、その思いから「トータルプロデュースで行こう」と考えるに至ったのです。
・やりがいを自分で掴む
そもそも「やりがい」は探すものではなく、自分で掴むものだと私は思っています。
中途採用の面接をしているとこんな場面によく遭遇します。
「前職では会社が〇〇だったので、業務にやりがいを感じなく転職を決めました」
「やりがいのある仕事がしたく、現在転職活動をしております」
とかいう声がきこえてきたとき、私はこう尋ねます。
「そうなんですね。ではあなたにとってやりがいがのある仕事って何ですか?」
すると、だいたいの場合このような答えが返ってきます。
「やりたいこと、興味がある仕事をすることです」
「達成感がある仕事です」
それも正解の一つではありまずが、これはすべていわゆる“自分マター”でしか達成できません。
人から評価される。人から認められる。人から必要とされる。という大前提が無いので
・自分のやりたいことやりたい
・楽なことやりたい
・面白いと思う事やりたい
・怒られない仕事をやりたい
・それでもって高い報酬が欲しい
という思いを堂々巡りすることになり、そのまま「やりがい探しの旅人」になってしまうのです。
特に20代や30代前半の若いうちは「仕事の向き/不向き」「自分のやりたいこと/やりたくないこと「自分にとってやりがいがある/やりがいがない」ということをベースに仕事を選択するでしょう。
もしかしてそれは、自分の可能性を狭めてしまっている可能性があるかもしれません。それはとてももったいなことではないでしょうか。
求められたことを一生懸命実行する、そして人から評価される。
評価に対する金銭的対価を得る。感謝をされ必要とされることで感情が昂る。
そうするとこれまで見えていなかった新たなおもしろさや楽しさが見つかって、それが自分の「やりがい」になっていく。
社会人としての経験の中で、このようなことは頻繁に起きるのです。
ウィナスの社員一同、またこれから出会う皆さんには「やりがい」の本質を理解し、自分なりの「やりがい」を見つけながら日々の業務を遂行していってもらいたいと強く思います。
そうすれば「あれがダメ、これがダメ」ばかりいう煙たがられる評論家タイプではなく、本質的に魅力的な人となっていくでしょう。私は確信を持ってこの言葉をお伝えします。
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