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「消費行動という螺旋回廊」から抜け出す方法

気がついたらどんどんものが増えていた。知らない間に家の中にモノがあった。しまっていた物置から、こんなモノが出てきた。こんな経験、したことありますか?


さらに


無いと思って買ったモノ、同じもの・似たようなものが既にあった。という経験はどうでしょうか?一つも経験したことがないということであれば、これは幸せなことです。


わたしもそうですが、1つや2つ「あるある!」となったモノがあります。いや、わたしだけでしょうか。わたしの知る限りでは、そういう経験した人が多い実感があります。


なぜ、ものが増えてしまうんでしょうか?


例えばわたしの実家でも「モノを減らしている・片づけている」という主張(文句?)をしています。だけど客観的にみても「ものが少ないなぁ」と感じることはできません。おそらく誰もが「モノが多い」と感じるのでは?と思います。


無限回廊のようにループしている。そして目の前からモノが減らない。どうしてこういうふうになってしまうのか?


ミニマリストを志してみたけれど、どうにも理想の形にならない。断●離してるけども、捗らないし、目の前からモノが減らない。


原因を追求する前に、まず見てほしいイラストがあります。それがこれ。



騙し絵というのがありますけれど、ふとモノとわたしたちの関わりを俯瞰してみると、実はこの絵のような感じになっているんじゃないかと思うわけです。


何かモノを買ったら、満足度が爆上がりして、気分も良くなります。しかしそのテンションもいつまでも続きません。


よく「買うその直前までが最もテンション高く、買った後は下がる」と言われることもあります。下がったテンションはどうするか?どうやって復活させるか?というと、どうしますか?


多くの人が「他にテンションが上がる対象を見つけ、それを購入する」ことになると思います。そして、私たちはその呪縛・回廊から抜け出せない。


多くの場合はそこから抜け出せません。


例えば、家電製品を買って満足したら、次はどうしますか?おそらく家電製品以外の満足できていないモノにターゲットを変更するでしょう。衣服を買いたくなります。


こうやって、購買意欲の駅伝を走り続けている。それも無限回廊のように。騙し絵が、わたしたちの実情を浮き彫りにしているのじゃないかな?って思うんです。


わたしはモノのアップデートは推奨していますが、それはあくまでも「ものを減らし切った後」の話です。


満足いくまで必要最低限のモノの量に減らし切ってから、その後で「質」にこだわるのであればOKですが、適正量が見出せぬまま、質にまでこだわり出すと、無限ループにはまりますし、ものもどんどん増えていきます。


おそらく騙し絵の無限階段は、全体的にどんどんどんどん高くなっていくでしょう。そのうち、降りたくても降りれない、戻りたくても戻れない状況になることが想像できます。


そうはなりたくない。

それでもいい。


どちらを選択するかは、その人次第ですが、もし「そうなりたくはない」と思うならば、どうするか?


ツイートしてますが、ミニマリスト・ミニマリズムを取り入れることです。


この騙し絵にあるような消費行動の無限回廊に風穴を開ける方法になります。モノが減れば、意識がモノに向かなくなります。そして、モノ⇨モノ⇨モノの無限回廊がどこかで断ち切られるから。


問題に思わなければ、どうしようもないですが、疑問や違和感を感じるならば、まずはモノを手放し、少ないモノの量で生活してみると良いでしょう。もしかしたら消費行動の無限回廊から抜け出せる。そんな日が来ると思います。


それでは、また。

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