ミニマリズムと地震
昨日、関東で震度５強の地震がありましたね。また他の地域でも結構大きめの地震があったりしたという情報を耳にしました。
みなさま、ご無事ですか？
わたしがいうのもアレですけど、身を守る行動を第一にして、余震や次の大きな地震に備えてくださいね。
皆様がご無事であることを祈っています。
モノが家の中に溢れていると、身動きが取れなくなりがちですから、まずは必要最低限のモノを用意していつでも避難できるように、対応されていると思います。
でもやはり、日ごろモノが多い状態だと、こういう時にパニックになってしまい、初動対応が遅れてしまうことが懸念されます。
わたしも、過去の地震被害を目の当たりにして、瓦礫と化した家の中の状態を思い出すと「モノは過度に増やさない、できるだけ減らす、必要最低限にする」のがひとつの対策かなと思います。
「モノを減らす」というのは、わたしだけの意見ではなく、こういうところにも、考えて、備える必要性を感じている方々がいらっしゃいます。
足の踏み場のない、部屋の中から脱出するだけでも一苦労。それはモノが多くて、脱出経路が塞がれてしまうから。
これを防ぐには、モノを減らしておくのが良いと思います。
一朝一夕にモノを減らすのは難しいかも知れません。しかし、防災の観点から、考えておいて、コトが起こった時に、素早く脱出可能な状態にしておくと言うことも必要なんじゃないかな？って思います。
わたしもまだ家の中にモノが溢れていた時がありました。あるとき、その状態で比較的大きな地震が起こりました。
地震発生時に家にいなかったので、家の様子がわからない。電車が止まったり、停電が起こったり、それなりに何かと大変な時間を過ごしたのを覚えています。
その状態でようやく家に辿り着いたのですが、そこでも、家の中は地震の影響を色濃く受けていたのを覚えています。あの時も「あぁ、なんで、こんなことをしているんだろう、こんなに片付けなきゃならんのだろう」と思いました。
地震によって使い物にならなくなったモノもあります。
振り返ると、普段あまり使っていなかったモノも多数でした。その時はただ嘆くだけだったのですが、後年、ミニマリズムに触れて、考えるに至ったのは「モノを持ちすぎていた」と言うことでした。
家の中が埋まってしまうくらい、モノで溢れていた部屋。
そうなんです。
自分が良かれと思って購入したモノが、一度災害に見舞われると、それが諸刃の剣となって、自分に襲いかかってくる。最悪の場合は、良かれと思って買ったものによって命を落とす危険もある。
後になって、それを考えたときに「あぁ、モノは持ちすぎてもいけないんだな」って思えたんです。
モノを手放すことで快適になる、と言うのももちろんありますけど、モノを減らすことによって、命を守ると考えたのなら、モノを減らすと言うことはもう少し真面目に考えても良いことだったんだな、と気づきました。
快適に過ごすというのが大前提であるけれど、地震を経験したことによって、モノを減らすことで命を守ることにも繋がるんだと言うことがわかったなら、もう、モノをたくさん持とうという考えは、どこかに消えました。
身を守る行動は、日頃の行動に繋がっていると思います。
それでは、また。
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