ドイツ人と一緒に会社を出たい
日本は残業大国。そしてサー○ス残業も辞さないほど仕事に溢れている。これは日本ではもはや当たり前のことです。本当はサービスするほど仕事はないのかもしれないのだけど、でもそれでも、働いた分はきちんと対価を払うのが筋。
働きが悪いとかどうとかは関係ない。そう決めたのはお互い様。
日本にいると「なんとなく」それが当たり前のようになっている。わたし達はその当たり前の中に生きているから、それが間違っているとも思えない。それが、常識、当たり前だから。
ではドイツではどうか?
もう言わなくてもわかると思いますけど、ドイツではサービス残業などありません。ほとんどの人が、夕方4時5時には帰宅する。それは平社員であっても管理職であっても、帰っていく。
これが当たり前の世界です。
もちろん、業務によっては、5時までには終わらず、遅くなることもありますが、それはイレギュラーなことなので、出来るだけサッサと終わらせて帰る。
サービスは残業のためにあるのではなく、家族のためにあるのです。
まぁ、日本から派遣されてこの地で働いている、わたし達はその限りではなく、アフター5からが、またギアを入れ直して、仕事をする時間であります。
彼らが帰ってから、彼らの残務を引き受けたり、本国へ送る資料を日本の始業時間がくる前に終わらせて、送っておく。調整業務だけでも多々ありますし、自分の抱えているプロジェクトもある。やるコトはいくらでもあります。
おかげさまで、たくさん仕事をもらっていますw
実情とは裏腹に、心の中では、本当は、仕事もミニマムにしたいのですけどね。ミニマムにしようとすればするほど、仕事が回ってくるのはなんなんでしょうねw
まぁ、それは置いておいて。
毎日毎日、遅くまで仕事をしていると、やっぱり疲労は溜まっていきます。ドイツ人は時間通りキチンと帰るけども、日本人は治外法権。終わるまで帰れないというのは、ザラです。
でもですね。
本当は、日本人だって、さっさと帰りたい。さっさと退社して一杯引っ掛けて帰りたい人もいれば、家族と一緒に晩御飯を食べたい、子供と触れ合いたい、趣味を楽しみたい、色々あるはず。
でも、日本の文化が、わたし達をそうさせない。
これが、日本から派遣されて、外国に来た者たちの宿命なのかもしれないです。
冒頭、「オツカレサマデシタ」と同僚に声をかけられて、ホッとするエピソードを紹介しましたが、本当は、そこでホッとしてちゃいけないのかもしれない。
ときには、ドイツ人と肩を並べて、「今日は一緒に帰ろうぜ!」みたいなノリで、会社を後にするようなことがあってもいいんじゃないか?とも思う。
日本人が残業するのは当たり前と思われると、彼らも「後よろしく、明日の朝までね✨」なんていうことにもなりかねない(実際、そういうこともある)。
置かれた環境、求められる役割が違うのかもしれないけれど、もうちょっと、どうにかならんかなぁとも思います。まぁ、しょうがないのかも、ですけどね。
それでは、また。
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