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脱プラスチックを考えてみた

環境に配慮してということで、かなり前から叫ばれるようになった「脱プラスチック」みなさんは何か「脱プラスチック」に取り組んでいますか?


わたしはというと、取り組んでいるような、そうでもないような、ちょっと微妙な立ち位置です。環境に配慮といえば聞こえはいいのですが、この手の話って、何か本質を見失っているようにも思うんです。


「とにかくダメ」は何も考えていないのと一緒。考えた上で、熟慮を重ねた上で、その結果「全部ダメ」ならまあ、少しは理解できますけど、でもね。


ここでちょっと、種類別の取り組みというか、今考えていることをまとめておきたいと思います。


包装容器


包装容器は食生活を送る上でかなりのウエイトを占めます。わたしも家では生ゴミや可燃ごみは少なくても、包装容器のゴミは大半を占めています。何かにつけて、モノが包んである状況。


これ、別に日本だけの問題じゃありません。まあ、日本の方が、若干、過剰包装気味ではありますけど、環境大国と言われるドイツだって、包装容器はたくさんあります。


感覚的には「発泡スチロール」はあまり使ってない感じですけどね。本当はここを一番減らさなきゃいけないとは思いますけど、現実は難しいし、厳しい。


「家で食事を取らない、作らない」と割り切るか、世の中「量り売り」が普及して、必要なものだけ自分で取りに行くシステムになればとは思いますけど、なかなかに難しそうです。


レジ袋


巷では「レジ袋の有料化」について賛否分かれているようですが、この問題、みなさんはどうお考えですか?


わたしはというと、有料化したタイミングで、国内にいなかったので、実感としてそれが不便なのかどうなのか、「わからない」というのが正直なところです。


よく「レジ袋有料化に伴って、使わなくなったので、買い過ぎ防止に役に立った」という声も聞いたりしますが、それは別に「レジ袋の問題があったから」というよりは、そもそも「モノを買う量を把握できてなかった」ということの問題をレジ袋にすり替えているようにも聞こえます。


人によっては「きっかけ」になったかもしれませんが、レジ袋が有料化する前から、必要なモノを買わないように努めていれば、買いすぎることも無いはず。だからレジ袋があろうがなかろうが、それは問題にはなりませんよね。


また、もらったレジ袋は、ゴミ捨てのための袋に活用されていたので、「もらって使わずに捨てる」といったことはなかったと記憶してます。


ちなみに、欧州はレジ袋自体なくて、ほとんどマイバッグを持参してます。有料でその場で購入できるのは「紙袋」と「エコバック」です。


ストロー


ファストフード店などでは今までプラのストローを使っていたのが、最近は紙製のストローに切り替わりました。これ全世界的にそうなのですかね。


紙のストロー、最初はそれでもいいのかな?と思っていたんですけど、違和感を感じる点があります。


・紙のストローで飲むと、なんか味が違う気がする
・紙のストローは長時間浸漬してると、ふやけて保たない


まぁ、紙の弱点である水に弱いというところはまだまだ、改良の余地があるんですけど、「味が違う」感じがするのは、どうしてなのでしょうね。


どうも紙じゃなくストローで慣れていた期間が長過ぎて、違和感があるんですが、それがなくなれば、紙でもいいかなって思うんです。


脱プラスチック・・・


他にも家の中に「プラスチック製品」ありますよね。プラスチックのゴミ箱だったり、プラスチックの収納ボックスだったり、プラスチックのハンガーだったり、キッチン用品だったり。


数え上げればキリがありませんね。


プラスチック、何が何でもダメ!絶対!」としてしまうと、家の中にあるほとんどのモノが目の前から消えてしまうことになりはしませんか。


今更原始的な生活に戻ろう、なんていうこともできないし、かといって環境のことを考えないということもできない。どうにも身動きが取れない状況になっているようにも感じます。


やれることといったら「不要なモノを買わない。モノ少なく、慎ましく暮らす。」くらいしか、結局のところは思いつかないです。


脱プラスチック、これはほぼ不可能なんじゃないかな、って。


まとめ


よく「手段が目的化している」ということがあると思いますが、この手の話も、手段が目的化してしまっている話題のようにも感じます。


目標を掲げるコトは大事なことですが、でも何でもかんでも尺定規にダメでは思考停止してしまっている。そうじゃなくて、何ができるかを考えていくのがが必要ですよね。


それでは、また。





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