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こんにちは、しゃちょうです


今回は海外から見た日本のIT環境に関してです


おそらく海外留学や勤務をしたほぼ全員が感じることですが、日本はITの活用という面に関しては途上国です


というか、途上国の人の方が使いこなしているかもしれません

バングラディシュ人の出稼ぎ労働者の老人が、スマートフォンで母国に外貨送金したり通信会社に課金したりする光景は珍しいものではありません


スマートフォンのアプリでUberを呼ぶ、スーパーのレジでスマートフォンを差し出しポイントをためる、電話の通信料が不足したらオンラインでチャージする、

どれも途上国の老人ですらできる内容ですが、日本は何故か出来る人が少ない国です


就職や修学に関しても、遠方の応募者であればオンライン面接に応じてくれるところはたくさんあります

が、日本は未だに「2,3回面接のために東京にきてください」、「交通費は払いません」というのが非常に多いです


公的機関なんてエントリーすらいまだに郵送が標準で(それでも流石に中央省庁はかなり前からオンラインが標準ですが)、


さらに民間でも郵送というところはまだまだ沢山あります

オンライン面接ができないという点では完全に一緒です


It関連の大臣がパソコンを触ったことがなくUSBの存在を知らなかったり

経団連の会長がパソコンを使ったことが無かったり

生活保護者にパソコンは贅沢品なので取り上げろという議論があったり(パソコンがなかったら仕事や就職活動すらできないことを理解していない人が多いということでもあります)


コロナで変わったと言われますが、外国では7,8年前に起きていた変化です


これからITの活用を社会的に進めようと言うなら、「追いつけ・追い越せ」という目標が見つかりやすい状態なので、逆に良いのかもしれません


何にせよ、組織も住民も、まずは途上国のレベルに追いつく所から始めることになります

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