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「買った」 いや、「勝った」かな

夏のことです。
我が家の15歳を過ぎた老猫ラムセスが体調を崩し、入退院を繰り返す状態になってしまいました。
15歳というのはアビシニアンの平均寿命をほぼ全うしているくらいの高齢です。
それまでとても元気で歳を感じさせない活発さだったにもかかわらず、急に食欲を失い、少し食べては吐きを繰り返しました。
脱水もあったため、急いで動物病院に連れて行き、検査すると3臓器炎との診断でした。(猫にはよくある病態です)
先生は2次診療施設での手術を提案、手配してくれたことで即転院し手術を受けることになりました。


当然、術前に麻酔のショック、手術自体の失敗の可能性無いわけではないとの説明を受けました。さらに手術自体が成功しても加齢のために腸壁がもろくなり断裂する可能性や、結石、細菌感染など多くのリスクに加え、再手術、最悪は命に関わることを覚悟して欲しいと。
もちろん、放置しておいて良くなるものでもないため、快癒を信じて手術を受ける決断を下しました。

ラムセスの生命力にかける事にしたわけです。

術後、傷が塞がり、容体が安定するまで約2ヶ月くらいかかったでしょうか。
恐れていた後遺症もなく再手術は不要、今は至って元気です。
術前と比べて大きく変わったのは食生活です。
今まではドライフードのみだったのに、今はドライを食べ終わったら少しのウェットを与えてます。
体力をつけるには食べないといけないため、残さず食べたら美味しい物がもらえるという条件付けというわけです。

そんな困難を乗り越えて今があるのでした。
頑張ったね。勝ってくれて良かったよ。

#買ってよかったもの

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