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【ブックカバーチャレンジ1日目】「不毛地帯」(山﨑豊子)

※Facebookで投稿したブックカバーチャレンジを転載したものです。


大学時代の野球サークルのチームメイトからバトンを受けました。
本をレビューするというより、本への思い出や思いを綴ろうと思います。
さて、初日は著名なこの小説です。

これを読んだのは、私が大学生の頃で、もう20年以上前になります。
高校時代は、寮生活での勉強と部活が中心だった私は、読書をすると習慣がありませんでした。
高校の担任の先生からも、読書量不足による「語彙の貧しさ」を指摘されており、大学生になったら本を沢山読もうと意気込み、読書という習慣が少しづつ定着していったような記憶が残っています。
元々、ドラマや映画が好きだった私は、小説は最も着手しやすいエリアでした。
大学3年生の頃、デストラーデのようなルックスの友人から「コトー、不毛地帯面白いぜ」と薦められたのですが、
一気にはまりました。
著者山崎豊子氏の入念な取材に基づくリアルな描写と、読者をグイグイ引き込む表現力、シナリオは圧巻という他ありません。
また、ストーリーそのものが面白いのは勿論、「戦後の高度経済成長を迎えていた日本人がどんな志を持っていたか」、「組織の中で働くこととはどういうことか?」、「清濁併せ飲むとはどういうことか?」「商社不要論が勃興する中、商社の魅力って?」など思いを巡らせ、少し大人になったような気がしました。
そして、単純な私は総合商社に惹かれて、受験しましたが、縁は無く、当時は悔しい思いをしました。

が、総合商社に入社した友人などと比較して見ると、「自分はキャラじゃない」と納得しています(笑)
追伸:4巻が何故か見つからない。。

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