[Wikipedia] 『ウィキペディアでまちおこし』after をウィキメディア財団のブログで紹介していきます。
2023年12月、紀伊國屋書店より初の単著『ウィキペディアでまちおこし みんなでつくろう地域の百科事典』を上梓しました。おかげさまで現在2刷まで刊行中です。
この本は、世界最大のインターネット百科事典Wikipedia(ウィキペディア)の編集活動や、Wikipediaを編集するイベント「ウィキペディアタウン」について、
ウィキペディアンであり、図書館司書であり、教育者であり、企画主催者であり、一介の参加者でもあり、Wikipedia講師であり、かつては初心者でもあった著者が、6年間で100回以上のイベント経験と6,000回以上の編集経験を重ねるなかで見聞きした知識と経験、出会った人々、そして自分自身の生き方について考えたこと………ありったけ詰め込みつつ、
これからWIkipedia編集やウィキペディアタウンを始めたいと思っている人に、必ず役に立つガイドブックとなるように、まとめた1冊です。
Wikipediaやウィキメディア各種の方針やガイドラインの変化に対応するため、実践的に役立つWikipedia編集マニュアルはリンクで付録にし、適時更新できるようにもなっているので、この先何年後でも情報が古くならずに役立つ本であること、まちがいなし。自分で言うのもナンですが、オススメです。
でも、ウィキペディアタウンのノウハウと、様々なトラブルシューティングを紹介するために最適なエピソードを厳選したので、実はとても魅力的なのに、本には入りきらなかったイベントやエピソードも多数。また、筆者自身も引退するにはまだ若いので(笑)、『ウィキペディアでまちおこし』後も各地で新しい出会いと体験を重ねています。
そこで2024年からは、書籍から漏れたそれらのエピソードと新しいイベントで経験した学びや反省を、Wikipediaの管理運営元・ウィキメディア財団の公式ブログDiffの日本語版で紹介していくことにしました。
↑ こちらのリンクから、筆者がこれまでに書いたDiffの記事が読めるので、ぜひ読んでみてください。
文芸書の『ウィキペディアでまちおこし』が、まだウィキペディア編集やウィキペディアタウンをしたことがない一般読者も想定した文章だったのと比較すると、Diffは主にWikimedia編集者ガチ勢向けの情報交流スペースなので、ちょっぴり”中の人”目線の文章になっていますが、専門書のような難解な用語は使っていません。ほんとうにウィキペディアタウンなどWikipedia編集or活用ワークショップをやってみたいと思っている読者のみなさんや、オフラインイベントってなんか謎だよねと思っているウィキペディアンの方々にはきっと役に立つと思います。
無料で読めます(なんならCCBY4.0で転載OK!)なので、ぜひたまにアクセスしてみてください。
Diffはウィキメディアの公的なブログなので、他にも様々なウィキペディアンがそれぞれの取り組みを情報共有しており、いろいろ読んでみると勉強になったりもします。投稿前に審査があるので掲示板のように無責任な内容も無いです。オススメです。
よろしくお願いします。
(本記事はCCBY4.0「漱石の猫」or「伊達深雪」で公開します。)