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FTXの宣伝をした有名人に対する集団訴訟で進展あり!3人の和解が成立

昨年11月に大手暗号通貨取引所FTXが破綻した際、FTXの高利回り口座を宣伝したとして、スポーツ選手や俳優らが詐欺の疑いで集団訴訟を起こされた。

この集団訴訟について、ブルームバーグ(Bloomberg)は9月16日、一部の有名人が和解に応じたと報じた。和解に応じたのは、NFL選手のウィリアム・トレバー・ローレンス(William Trevor Lawrence)氏、インフルエンサーのケビン・パフラス(Kevin Paffrath)氏とトム・ナッシュ(Tom Nash)の3人である。なお、和解の条件については明らかにされていない。
 
この集団訴訟では、彼ら3人の他、多くの有名人やインフルエンサーが提訴されている。
 
スポーツ選手・俳優
ゴールデンステート・ウォリアーズ(Golden State Warriors)(NBAチーム)
トム・ブレイディ(Tom Brady)(アメリカンフットボール選手)
デビッド・オルティーズ(David Ortiz)(元プロ野球選手)
スティーブン・カリー(Stephen Curry)(プロバスケットボール選手)
ウドニス・ハスレム(Udonis Haslem)(プロバスケットボール選手)
シャキール・オニール(Shaquille O’Neal)(プロバスケットボール選手)
ジゼル・ブンチェン(Gisele Bündchen)(ファッションモデル)
ラリー・デヴィッド( Larry David、本名ローレンス・ジーン・デヴィッド(Lawrence Gene David))(俳優、コメディアン、脚本家、プロデューサー、映画監督)
ケビン・オリアリー(Kevin O’Leary)(カナダの実業家)
大坂なおみ(プロテニス選手)
大谷翔平(プロ野球選手)
 
インフルエンサー
グラハム・ステファン(Graham Stephan)氏
アンドレイ・ジク(Andrei Jikh)氏
ブライアン・ジョン(Brian Jung)氏
エリカ・コルバーグ(Erika Kullberg)氏
ジャスプリート・シン(Jaspreet Singh)氏
ジェレミー・ルフェーブル(Jeremy Lefebvre)氏
 
さらに、インフルエンサーと共にFTXの宣伝を請け負ったタレントマネジメント会社クリエイターズ・エージェンシー(Creators Agency)も提訴された。
 
※スポーツ選手・俳優は2022年11月に提訴され、インフルエンサーとクリエイターズ・エージェンシーは2023年3月に、FTXに関するコンテンツに関して報酬を支払われていないことを開示していなかったとして提訴された。
 
ローレンス氏、パファトラフ氏、ナッシュ氏以外の有名人は和解に至っておらず、裁判は継続中である。今回の3人の和解は集団訴訟の重要なマイルストーンになるだろう。また、今回の訴訟は、金融商品をプロモーションする際は情の開示が重要になること、有名人やインフルエンサーの発言や支持は関らずしも心からの賞賛ではなく、金銭が絡んでいる可能性があることを示している。
 
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