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お寺でお坊さんを撮るときに心がけていること

こんにちは。ホトカミエンジニアの菊地です。

ホトカミでは、毎月伊勢の国 四天王寺さまの限定御朱印を特集させていただいています。

私は、主にこのページの全ての写真を撮影、レタッチしています。

その中で、住職さんが毎月の限定御朱印を持ったポートレートを撮らせていただいているのですが、今回はその時心がけていることをいくつかお話しできればと思います。

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撮影時間を最小限に留める

住職さんのお忙しい中、合間を縫って限られた時間で撮影を行うので、できる限り時間を取らないよう、最小限のショット数で切り上げるようにしています。何枚も撮れば成功する確率も上がりますが、キリがなくなってしまいます。

また、撮影が長時間に渡るほど被写体側も疲れてしまい、良い表情が撮れなくなってしまいます。

撮影中に談笑する

撮影中は、撮影者である僕が指示などで住職さんとコミュニケーションを取ることはもちろんですが、撮影に同席する人と談笑してもらったりなど、できる限り自然な状況を作り出すことを心がけます。

「一眼カメラで気張って撮影する」という状況はどうしても日常にあまりない特殊な環境になってしまうので、被写体側も撮影側もできる限り気合が入りすぎない状況を作ります。

また、撮影した写真は最終的に御朱印特集記事に掲載される写真なので「お寺にぜひ来て欲しい」という優しいウェルカム感を出すため、自然に笑った表情をしていただく意図もあります。

柔らかい光でお寺の優しい雰囲気を表現

特集ページ用の住職さんの写真を撮るときは、そのお寺でしか撮れないユニークさを出すために、基本的にそのお寺の特徴が出やすいお寺の外(境内)で撮影することが多いです。

しかし、外で撮影していると、時間帯によっては強い日光が撮影の際に問題になったりします。
直射日光は光が硬く、クッキリとした影が表情に出やすいです。これは、例えばスポーツ選手などをカッコいい雰囲気で撮りたい時は良いかもしれませんが、優しく穏やかなお寺の雰囲気にはあまりマッチしません。

なので、住職さんを撮る時は、外であっても可能な限り、柔らかい光をモノブロックストロボとディフューザーで照射するようにしています。

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そうすることで表情や衣服にできる影が柔らかくなり、お寺の雰囲気に合う、優しい写真になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回紹介した工夫は、ぜひ神社・寺院などで人物を撮影される際に参考にしてみてください。

また「自分はこういう工夫をしています!」ということがあれば、ぜひ教えてください。

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