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つみたてNISA v.s. 株主優待狙い

自分はFPですが投資顧問業の登録をしていないので、個別の銘柄についてはここで推薦するようなことはしません。投資助言を有償で行うには投資顧問業の登録が必要ですので、投資関係の記事をnoteで有償販売することもしません。なので、ここでは無料の記事として自分の経験と個人の感想を書くのみにしています。

元プロ棋士、桐谷さんの株主優待生活のテレビ番組をご覧になった方もいらっしゃるのではないかと思います。金融機関は新NISAの売り出しに躍起になっているように見えますが、自分の経験からすると、株式投資初心者で、かつ多少は勉強してみようかと思う人は、つみたてNISAより株主優待狙いの方が良いのではないかと思います。

株主優待とは、自社の株を持っている株主さんに、自社の商品や商品券、お店を利用するときに使える金券などを提供することです。中にはお米や汎用の金券などの場合もあります。主に個人投資家に自社の株式を買ってもらうためのアピールのようで、もっぱら日本固有のサービスのようです。

株主優待狙いのよいところは、株主優待の内容が改悪されない限り株価の上下はあまり気にする必要がないということです。たとえば自分の生活圏に店舗のある外食チェーンの会社の株を買って、毎年(あるいは半期に一度)そのお店で使える金券が受け取れる場合、株価が上がっても下がっても金券さえゲットできればずっとお楽しみが続くのです。たとえば20万円でA社の株を買ったら毎年4000円の食事券がもらえるとします。食事券は現金ではないですが、現金相当と考えると毎年2%の利子がもらえるようなものです。その後A社の株価が下がろうと、売らない限り損は確定しないので、そこは目をつぶって毎年4000円の食事券をもらえればよしと考えれば気が楽ですし、そもそも株価を気にする必要もないとも言えます。スポーツクラブを運営している会社では、施設利用券をもらえることもありますが、体調を壊してもうスポーツクラブに行けないとなったら初めてその時株の売却を考えればよくて、その時株価が上がっていたらラッキーと思って、下がっていたら今までありがとうという気持ちで売却すればいいんじゃないかと思ってます。

もちろん株式を上場している会社でも倒産しないとは断言できません。個人株主に株主優待をしている会社も同様です。投資は自己責任です。ただ、自分が普段利用しているお店の動向は生活の中で感じ取れることがある場合が多いと思います。近所の店舗がなくなったらその会社の商品券はそもそも利用する場所がなくなってしまったので株は売ってしまうとかできるので、何も知らない会社の株を買うよりはまだ気が楽な気がします。

繰り返しますが投資は自己責任です。何に投資するかについては自分で決めなければなりません。その時、自分にとって身近に感じられる会社の株を考えてみるのはどうでしょうか。(身近といってもインサイダー取引を疑われるような会社の株は買えませんので念のため。)



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