意外なところにある、勉強の落とし穴①

(今回のnoteの著者は、私の家庭教師仲間です。彼女の話を聞いて、ぜひ今回の話を、お子様の勉強でお悩みを持つ方々や、日々勉強している中高生に読んでほしいと思いました)

【「高校落ちたかも…」】

高校受験の翌日、学校に行くとこんな会話が飛び交っていました。

「今年の問題は簡単でよかったね~」

「社会は基本ばっかりだったから、自己採点も高かった!」

また、先生たちは

「今年はほとんど基礎しか出なかったから、どの高校も模試より高得点じゃないと合格はきびしそうだね」

と話していました。

この会話を聞いたとき、私は「高校落ちたかもしれない...」と落ち込んでいました。

なぜなら、私はみんなが簡単だったと言っていた問題を解けていなかったからです。

【基礎はできていたはずなのに…】

そこで今回は、私が高校受験で経験した、勉強の失敗あるあるを紹介します。

この経験談は、お子様が勉強を進める際のヒントにもなると思います。

冒頭のエピソードは、高校受験直前の冬でした。

私は社会の勉強が好きで、普段のテストでも高得点を取れていたため、「基礎はできている」と自信を持っていました。

私の受験する高校は、直近の入試が難化傾向で、基礎レベルを終えた後は少しひねった問題の対策をしていました。難しい問題ばかり出たら解けなくて落ちるのではないかと焦っていました。

受験直前は本当に、難しい問題の対策ばかりしていました。

ところが、予想に反して受験本番では、基本的な問題しか出ませんでした。

基本的な問題は前に終えていたつもりでしたが、実は基礎知識が抜けていました。

受験の前に難しい問題ばかり取り組んでいたせいで、この落とし穴に気づきませんでした。

私が対策していた問題が出なかった焦りもあり、基本問題をかなり落としてしまい、普段の学校のテストや学力テストで取れていた点数から10~15点ほど低い結果に終わりました。

【難しい問題の対策はどうしたら良い?】

テストでは1点でも多く取れたほうが良いので、難しい問題の対策をしなくて良い・しない方が良い、ということではありません。

難しい問題は出題頻度が低いことも多く、受験勉強の中の優先順位は低いので、逆に周りの人が対策しておらずライバルとの差を広げたい場合や、試験の難易度が高い学校を受験するには必要な対策です。

ただし、多くの受験生にとって最後に取り組むべき課題であり、最初から難しい問題を解こうとするのは勉強の効率も悪く、良い勉強の進め方ではありません。

【難問は、基礎の積み重ねの先にある】

出題頻度が低い難しい問題も、前提となる基礎知識は変わりません。

私が失敗した社会の勉強では、全体の歴史の時代の流れや、歴史上の人物同士の関係性を知った上で、難しい問題ではその知識がどこにあてはまるのか考えられることが重要です。

基礎知識の勉強ではただただ単語を覚える作業になることも多いですが、基礎知識が身についたら次は関連する知識や、より深い意味を考え、紐付けて覚えるなど基礎の質を上げることが重要です。

どのような教科でも、難しい問題のための対策を特別に進めるには時間がかかります。

基礎知識を身につけるのにはそれほど時間がかかりません。

本来必要とする知識や考え方は変わらないはずなので、質を上げた基礎知識の延長で進めるほうが効率的で、他のことにも応用が効きます。

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