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プロコーチ"聴く力”〜声にならない声を聞いています?〜

こんにちわ。プロコーチのwhymeです。今回は、”聴く力”について紹介したいと思います。

皆さんは、部下の声をどのくらい聴けていますか?今思うと、コーチングを学ぶ以前の私は、自分の欲しい情報だけを聞いていました・・・。
そんなある日、部下に「whymeさんの行きたい方向に、私をレールに乗せようとしていますか?」と聞かれたことがありました。
その時は、「自分の思惑通りに進んでいるな」と思っていましたが、今思えば、相手の納得感を阻害する大きな勘違いでした。

私の師匠からは、聴く力には以下の4つがあると伺いました。下に行くほど難易度が高くなるのがわかるかと思います。

  1. 相手が言っていることを聴く力

  2. 相手が言わんとしていることを聴く力

  3. 相手が言ってないことを聴く力

  4. 相手が気づいていないことを聴く力

1番目の「相手が言っていることを聴く力」ですら、まぁまぁ難しいですよね。コンサルタントをしていた際に上司に言われたのは、「普通のコンサルタントは、相手の話の3割しか聞き取れていない」と言ってしました。相手の話を聞きながら議事録に一言一句記載して、ICレコーダーで答え合わせをすると、聞き取れていない部分がいかに多いか気づきます。
自分が聞きたい情報しか聞いていないのです。

2番目の「相手が言わんとしていることを聴く力」は、相手が何かを言おうとして吃ることがあるかと思います。その時に、コーチが相手にもう一歩踏み込めるかどうかですね。そういう場合は、相手が「ここまでは言ってはいけないな」と遠慮していることが多いですよね。
1 on 1 で沈黙や変な間が開くことがありますよね。その時は、相手が本心を言おうとしているサインですよ。

3番目の「相手が言っていないことを聴く力」と、4番目の「相手が気づいていないことを聴く力」は、コーチ側の想像力が求められますよね。
相手が言っていないことを聴くには、過去のコミュニケーションから相手の特性を理解したり、コーチングの前の情報収集力が求められます。
相手が気づいていないことを聴くには、コーチの知見や経験から、相手の目線よりも一段高い目線で、事象を捉える力が求められます。

皆さん、お気づきかと思いますが、相手から言語情報だけでなく、非言語情報をどうやって聞き取るか?五感で聴く力を上げていきたいですね。


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