人間ドック問題
まず最初に断っておくが、今回の記事は私が書きたくて書くわけではない。
「毎週ブログを書く」という目標を達成するために書くのである。
あと、タイトルには「人間ドック問題」と書いたが、ぶっちゃけ実際は検便についてである。つまるところ、う◯この話である。
ビビってタイトルは「人間ドック問題」にしたが、良心の呵責に耐えれなくなってまず最初に白状して謝罪しておく。ごめんなさい。
でははじめよう。
先日、会社から年に一回義務付けられている半日人間ドックに行ってきた。
身長体重測定から胃カメラまでをたらい回しにされる、ドナドナの気分が味わえるあれである。
半日人間ドックが翌日に迫ったある日、私は結構前に届いていたクリニックからの郵送物を開いた。
半日人間ドックでは検尿とかいろいろ準備が必要なのである。
30歳を前にすると、この辺の雰囲気を読んでの行動もお茶の子さいさいである。
しかし、郵送物の中身を開いていみて、衝撃を受けた。
「検便を、2本、、、だと?」
なんと、検便を2日分要求されていたのである。
欲しがりさんである。
てか、冷静に思い出しみてると、去年も2日分だった気がする。
人間の記憶の劣化は常に想像を超える。
しかし、気づいたのは半日人間ドック前日である。
ロジカルに考えると、勝利への方法は一つしかない。
今日の検便と、当日朝の検便である。
このツイン検便法が唯一残された必勝法である。
この残された2回のチャンスを両方ものにする必要がある。
なによりの心配は、起床から朝10時の受付に向けて家を出るまでの極めて短い時間に、確実のコトをなせるかである。
と思ったが、まずは明日の検便より今日の検便である。
ということで、トイレに向かった。
しかし、ここで一つの疑問が浮かんだ。
「検便って、どうやって取るのが正しいやり方なのか?」
現代日本のトイレのほとんどは洋式であるが、洋式トイレにおける検便法のベストプラクティスは何なのだろうか。
疑問はすぐに解決しよう。
ググって調べてみたのだが、あれだけ普段は「やってみました!」と大量増殖しているアフェリエイト系ブロガーの記事は一つも見つからない。
検便系ブログはブログ界の数少ない残されたフロンティアであることを発見した。
しかし、今は正しい方法を学ぶのが先である。
調べてみると、一つのホームページを発見した。
株式会社東邦微生物病研究所 「検便における正しい採便方法」
なかなか本格的なものを発見した。
そしてホームページを読み進めると、衝撃的な画像を発見した。
(出典;「洋式・和式トイレのシッティング」)
なんと、、、
ベストプラクティスは、逆向きに座ることだったのか、、、
世の中まだまだ知らないことは多い、、、
他にも何か新しい発見はないか探ろうとしたが、
これ以上探してGoogleに「検便男」とカテゴライズされて、
「こんな検便セットもありますよ(ニッコリ」みたいな広告を出されるとイヤなのでやめておいた。
ちなみに、私が実際にどうしたかの描写は割愛させていただく。
無事摂取に成功したことだけを書き留めておく。
しかし、これは単なる前哨戦に過ぎないのである。
そう、勝負の半日人間ドック当日朝がやってくるのだ。
朝、私は起きた瞬間に確信した。
これは、出ない。
人生において、ここまで確信を持ったことも少ないのではないだろうか。
原因の心当たりはある。
前日の夜、翌朝の戦いについてすっかり忘れていた私は、胃カメラに備えて夕食を少なめにしていたのである。
もう!昨日の俺の馬鹿!もう知らない!
という感じである。
この記事の最初に「つまるところ、う◯この話である。」と書いたが、詰まるう◯こがないのである。
ここで、残された道は二つである。
根性で挑みかかってみるか、潔く降参するかである。
ここで、友人のエピソードトークを思い出した。
友人曰く、
「この前の健康診断、根性で出して検便持ってったらなんか血が混じってたらしくてさ。再検査になっちゃって大変だったんだよね」
まずは血が出るほど頑張った友人に敬意を表したい。
「血が滲むほどの努力」とはこのことである。
しかし、再検査は避けたい。
そうなると、残された道は一つしかない。
降参(サレンダー)である。
私は、人間ドック会場に向かい、書類等もろもろを回収する受付のお姉様に告げた。
「あの、、、実は、検便が一つしかなくてですね、、、、」
「別に一つでも大丈夫ですよ」
大丈夫だったんかいぃぃ!!
もっと早く言わんかい!
「でも、後日検査日までに郵送していただければ検査しますよ」
なんと、、
そんな第三の道があったのか。
「それでお願いします!!!!」
というわけで、受付で郵送用封筒とキットを受け取った。
人間ドックは、まぁ普通でした。
なぜか身長が0.7cm伸びてたのがハイライト。
そして帰宅後、速攻検便に取り掛かる。
その姿、まさに検便戦士。
そして、無事完了。
郵送提出の場合、当日または翌日の発送が求められている。
ほかほかの検便、略して「ほかべん」である。
いざ、郵送!
……となって、ふと思った。
検便って、郵送していいものなのか?
郵便なんて普段滅多に送らないけど、なんかラブレターを送ったりするやつなことは知っている。(詳しくは、新海誠作「秒速5センチメートル」参照)
俺がもしラブレターを書いて投函したとして、検便と一緒に郵送されるのは絶対に嫌である。
というわけで、調べてみた。
日本郵便の公式ホームページにアクセス。
「郵送が禁止されているもの」ページを発見。
どれどれ、検便はどうなのかな。
まず最初に禁止されていたのは、
「爆発物」
これはクリアだろう。
これまでの人生で、検便が爆発したニュースは聞いたことがない。
次、「毒物」
うーん、これはどうだろう。
確かに病原菌とか入ってるかもしれないし、毒物なのかな?
と、ふとここで我に返った。
受付のお姉様が大丈夫というだから、大丈夫なんだろう。
あのお姉様は、これまで何人ものさまよえる検便erを導いてきたお方だ。
彼女の真っ直ぐな目に嘘はない。
それでもほんの少しの申し訳なさを感じていた俺は、
本来63円切手でいいところに100円切手を貼ることでせめてもの贖罪にすることにして、
今回の検便ストーリーは幕を閉じたのである。
【結論】
下ネタはブログめっちゃ書きやすい
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