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【ウイスキー投資】月次レポート(23年4月)

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日経平均株価は28,041.48円(前月比+664.08円)、ドル132.78円(前月比-3.60円)、ユーロ144.34円(前月比+0.21円)。米シリコンバレー銀行の破綻や金融システム不安からか、ドル安の気配が続きました。一方で、ユーロ圏CPIの3月速報は前年比+6.9%に急上昇したものの、144円と高値止まり。過去2年を見ても高い水準を維持していることが分かります。CPIコア指数が伸び、欧州中央銀行(ECB)によるさらなる利上げの可能性が高まったことも影響していそうです。

 出典元:https://finance.yahoo.co.jp/quote/EURJPY

ウイスキー業界では、値上げしたばかりのサントリーが更に価格改定を発表。「サントリー「角瓶」などウイスキー4ブランド 7年ぶり値上げ

希望小売価格の値上げ幅は16%から20%で「サントリーウイスキー 角瓶」(700ml瓶)は1590円が1910円(税別)に、「サントリーウイスキー オールド」(700ml瓶)は1880円が2250円(税別)に引き上がる。今回の対象ブランドの値上げは2016年以来7年ぶり。

出典元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d3bf8f9aa1ce9339d46f4475b8521da56d732857

希望小売価格が16〜20%の大幅な値上げとなります。
飲食店なんでもスクエアという飲食店向けサイトに一覧が紹介されていますが、アサヒビール、キリン、サッポロの輸入洋酒が4月1日から、サントリーが3月1日から値上げされているようです。

一例では「ザ・マッカラン25年」は旧価格 160,000円から200,000円と25%上昇。「ザ・マッカラン30年」は旧価格288,000円から351,360円と22%上昇。手頃な12年も約11%の値上げとなっています。
高額価格帯が特に値上げ率が高くなっている傾向です。
生産本数が限られているにも関わらず、需要増加しているので、為替レートや原価上昇だけでなく需給も値上げに影響しています。

出典元:https://www.cnn.co.jp/business/35201590.html

先週3月22日のCNNニュースでは、英国CPI(消費者物価指数)が再度急上昇しているそうです。記事中に、「先月のインフレ率が高くなった主な原因として、パブやレストランで提供される酒類が値上がりしたことを挙げた。」とありますが、原材料費の上昇はCPIのサービス項目に影響するので、様々な値上げが積み重なって現在の状況になっています。

このことから、ポンド円、ユーロ円の為替レートが現在と同水準を維持したとしても国内酒販メーカーの再値上げは避けられないと予想できます。
普段から愛飲している人には厳しいニュースですが、ウイスキー投資として保有している人には、買って忘れれば価値が上がる相場といえます。

以前の月次レポート
【ウイスキー投資】月次レポート(23年3月)
【ウイスキー投資】月次レポート(23年2月)
【ウイスキー投資】月次レポート(22年12月)

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国産ウイスキーの動向

お馴染みの山崎12年と18年から、国産ウイスキー全体の流れを分析していきます。

過去1ヵ月を見ると横ばいでしたが、先週頃から少しだけ取引価格が上昇してきているように思います。 18,000円程度での落札が少なくなり、数百円から1000円程度の値上がりですが、微増しているようです。
長期のチャートも確認してみます。

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