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【ウイスキー投資】月次レポート(23年2月)

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今月もウイスキー投資情報をお届けしますので、宜しくお願いします。

現在の日経平均株価は27,489.27円(前月比+1,772.41円)、ドル129.95円(前月比-0.97円)、ユーロ141.14円(前月比+1.02円)。
日経平均株価が年初から1,772円高と、米株高に追従する形で上昇しています。物価高や企業コスト増加、金利上昇にもかかわらず業績を伸ばしている企業も目立ち、下落と上昇の二極化という難しい局面を迎えています。

昨日、ヤフーニュースで面白い記事を見かけました。
「ロレックスマラソン」終了も近い!? ロレックスが「認定中古ビジネス」を開始したワケ
興味がない人でも知っているほど有名なロレックスが、認定中古販売に参入したようです。今まで高級時計ブランドは新品を定価で売る業態が一般的で、整備済み中古を自社販売することはありませんでした。

出典元:https://www.rolex.com/ja/buying-a-rolex/rolex-certified-pre-owned.html

中古品が新品価格を大幅に上回るような転売が目立ち、腕時計投資として「(着用して)楽しみながら儲かる資産」と呼ばれるほど社会現象となりました。
腕時計転売が影響していると断言はできませんが、自社で整備済み中古を流通させることによって、今までのように「正規店で買えば儲かる」という時代は終わりを告げそうです。

記事によると公式ウェブサイトでの案内はありますが、まだ高額商品の一部だけのようで、一般的な100万円前後のモデルについては中古販売をしていないようです。以前、アップルがMacBookやiPhoneの認定整備済製品を販売開始したときも同じように話題になりました。当初はごく少数の試験的な販売にとどまり、数年後には大量の商品が登録、販売開始されました。
今となっては3年以上経過した古いモデルでさえ、整備販売しています。

もし有名腕時計ブランドが続々と中古市場に参入した場合は、これまで以上に厳しい相場が続きそうです。「着用して使いたい人」には朗報といえそうです。ウイスキー投資も同じですが、現物(商品)投資のセオリーとして、「生産量・流通量が少ない」「需要が高い」モノの価値が上がります。

例えば、1950年代のワインを増産することは不可能ですし、1960年代のウイスキーも限りがあります。英国の15世紀アンティークコインも増産はできませんし、F355ベルリネッタのような中古フェラーリも減る一方です。
仮想通貨でいうバーン(Burn=焼却)のような状況ができると価値が上昇します。ここを見誤ると、買って価値が下がり続けることになります。

ウイスキー投資で例えると、山崎NVや響NVなどは続々と増産されて流通量も増える一方です。インフレで価格が上がっているのか、流通量が減り需給によって市場の価値が上がっているのか、このあたりを見極めないと無駄な投資になってしまいます。
雑談となってしまいましたが、ウイスキー投資の状況についてレポートしていきます。

以前の月次レポート
【ウイスキー投資】月次レポート(22年11月)
【ウイスキー投資】月次レポート(22年12月)
【ウイスキー投資】月次レポート(23年1月)

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