見出し画像

広告業界のよもやま話を、酒の肴に (1/8)

年末ですので、広告、デジマケ、メディア界隈でのよもやま話を試しに書いてみます。皆さんの数多ある忘年会の肴になればと思います。月曜から◯ふかしのBGMを頭に浮かべてください。

「業界の抱える問題SP」としてますが、愚痴や批判ではなく、前向きに笑いながら次の打ち手を打つ、キャリアについて想いを巡らせる。皆んなで考えましょー。下に書いてあることはほんの入口で、皆さんが色々思ったり話したりすること自体が宝物だなあと思う次第です。

皆さんが一番気になるテーマはどれですか?
右上から時計回りに書いていき、一回の更新で2テーマづつ取り上げます。年内には全部アップできればと思いますが、カードを読んでこんな話かも!みたいなのを想像するのも楽しいかもしれませんね。

では、、、

『広告代理店とコンサル被ってる件』

これはもう3年くらい前から言われていることですね。特にデジタルマーケティング領域ではAccenture InteractiveとかIBM iXなどがクライアントの課題解決にWWPなどの大手広告代理店の売り上げを食っています。

世界最大のエージェンシーグループWPPは

WPP is a creative transformation company. We build better futures for our people, clients and communities.(WPPはクリエイティブで変革を起こす企業である。私たちは、従業員、顧客、地域社会のために、より良い未来を築く。)

Accenture Interactiveのホームページにはこうあります。

最高のエクスペリエンスを創出し、お客さまのビジネスパフォーマンスを最大化していくための「顧客体験を起点とした企業変革」の実現をお手伝いします。

視点は違えど、課題を解決するという意味ではキャラ被ってるんですよね。

広告やマーケティングを実行するには当然プランが必須です。通常広告代理店のプランの起点は、予算が◯◯あるならどのメディアを使おう?と言ったメディア起点です。一方上のコンサルはユーザーの分析をして、UXの視点でプランニングをします。
なんか、後者のが今っぽいですよね。そりゃ広告代理店を飲み込みそうですよね。

だけど実感として、まだ日本の細かいexecutionの現場には浸透していないように思います。IBMのK本さんや元花王のH間さんなどから、日本における代理店でないコンサルの面白さをもっと聞いてみたいなと思う次第です。
広告主、広告代理店の方々も、コンサル系で一度武者修行してみるのいいかもしれないですよね。日本にはAccentureやIBMだけじゃなく面白いデジタルマーケティングコンサル会社がありますよね。

もちろん代理店とメディアの関係性(業推という職種もふくめ)ももちろん捨てたもんじゃないのですが。代理店がもっともっとクライアントの要望を上手くフィードバックして、広告枠があるなら広告価値のあるメディア作りを突き詰めてもいいのになと思う次第です。

『広告主、自分でやっちゃえる件』

これ皆さん、どれくらい実感ありますか?インハウス!って数年前にはちょっとブームになったかとおもいますが、その後いかがですか?

ネットフリックスさんとか本当に1人、2人がデジタルの運用を全部設定とかふくめてやってるとか聞いたことありますが。結局広告業務のすべてをインハウスにするよりも、パートナーの力を借りることも色々な意味で大事。。という感覚が日本の広告主の中にはあるように思います(テレビ出稿などがあると尚更)。

ただデジタルメディアにおいては絶対にインハウスのがスピード感を持てますし、意思決定と実施の距離が近くなり、新しい施策にも手を出しやすくなるので、パフォーマンスも上がり、エージェンシーへのフィーもカットできるので悪いことはないと思います。管理画面等を触ったことない人は想像できないかもしれないですが、広告運用の経験がある人なら、今は運用をサポートしてくれる様々なツールがあるので、準備期間と初期費用が必要かもしれないですが、できるイメージできますよね?

広告主側の人が管理画面とか触ったことないからイメージできてないだけかと思います。

ただ、やはり大きな問題は人材です。インハウス化に必要な人材の採用って難しいですよね。デジタルデジタルしすぎるとコミュニケーションやマーケティングにビハインドがある気がするし。逆じゃ意味ないし。

さらに、景気がよくて業績がよければ広告費もあるしそのインハウス担当も仕事もありますが、仮に景気/業績が悪くなった場合、広告費がなくなってその人の存在意義がなくなります。正社員採用しているとそういうときに難しいですよね。。ということでアウトソースした方がいいという感覚もわかります。

ちょっと様子見ですかね。ただデジタルデジタルしているひとがもっと広告主側に行って、色々な世界をみて経験を増やして、企業のデジタルトランスフォーメーションのエッセンスを蒔いてまわってほしいなと思います。

今日はここまで。

次回は今年本当に国内では色々あった「広告の闇」をまあーカジュアルに触れます。この界隈地味すぎる問題も、、ちょっと暗くなりそうですねw

最後に筆者について、、名前は伏せますが20代だいぶ後半です。若者、、?ではないか?

引き続きよろしくお願いいたします。
フォローやスキをしていただけると喜びます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?