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ドライソケットになった下顎親知らず抜歯〜1本目

1本目の時は本当に緊張しました。
朝10時スタートで、実際は待たされて20分ほどオーバー。

診察室に入ると、1本目担当の先生は年配でベテランに見える。トークにもとても慣れていて、私を落ち着かせようと色々話してくれました。
で、待つ間は鏡を渡され、
「鏡を見ながら、口をとにかく大きく、あ、い、う、え、お、って開け締めする練習しといてね。後が楽だから。」と。これは実際かなり重要!

手順はこんな感じ。
①皮膚に塗る麻酔(バナナ味)→注射の痛み軽減
②注射麻酔を2本ほど
③抜歯開始

「子供の好きなバナナ味ですよ〜」といって塗布された塗り麻酔は確かにバナナ味。つい舌で触りそうになったとき、
「これ舐めると舌も麻痺して大変だから舐めないでね」
あぶねー。。

数分するとまわりが痺れてきて、注射麻酔。これは少しチクっとします。
そうすると本格的にあの何も感じないような、不思議な感覚になりますね。

何も感じないけど針でツンツンガリガリされながら、「でははじめま〜す。あ、痛かったらサインをください」
と、片手指を器用にクロスし、二人でバツを作る練習しました笑
というのも抜歯中には顔にシートをかけられます。口の部分だけ穴があいてるやつ。多分血などがとんでも私にかからないようになってる。
で、どんな苦痛の顔をしても見えないんですね。先生には。うまくできてるな。。

そして、いきなりドリルで歯を掘削開始。いつ切ったんだろう?と思うくらいスピーディ。
しばらくすると、何だかドリルの当たる部分がしみる感じで痛くて、指で合図します。
「えっ?痛い?じゃあ麻酔うとう」
こんな簡単に麻酔追加するのかと思うくらいでしたけど、おかげで順調に歯の頭が割れました。
そこから、多分ペンチみたいなのでパキパキと割ります。パキッバキッていう音も本当に怖い。

「はい、頭とれました〜じゃあ根っこ割っていくね」
ギュィーギュイーゴリゴリゴイーンゴイーン
と、なんかこれはさっきより痛い。サインするも先生見てない!(;´Д`)や、約束したじゃん先生!!
なので呻き声作戦でアピールした。
「うぅ、う。。ううーん」
「大丈夫?痛い?」
(必死にうなずく私)
「あらおかしいね。じゃ麻酔追加ね」

呻き声作戦成功。

そんな簡単に打つわけ笑?と思いつつも、ありがたい麻酔。根っこは結構順調に割れたらしいけど、ここから引き抜くのがかーなーりー大変でした。

ここで私はまず顎を痛めた。
先生は、「ゆすります」といって本当に歯を掴んでゆするんですね。「ゆすります」
頭も同時にぐらぐらゆすられます。はたまたベッドに押し付けられ、ぐわんぐわん、あああーと思いながら。
「先端が曲がってて抜けないな、うわ、これすごい曲がってるよ、うっわー」
そういう不安を煽るの本当にやめなはれ。。
「ゆすります」
頭蓋骨が曲がるんじゃないかと思うほど押し付けられ、その後横に揺れたときだった。
なんか顎がピキッと。。
なんか私の顎ずれてない?えっ?。。嘘でしょ。なんか右にずれてるよ!

が、しかし、次の瞬間揺れたらまた戻った気が。一体何だったんだ今のは。風のように去っていった顎の異変。
それもこれも、抜歯中はずーっと口を限界まで大きく開けるんですね。本当に辛いんですよ。あいうえおの練習しといて少しはマシだったのかも。

「ゆすりま~す!んんーーー!」
もうシートの舌の私の顔は悶絶。
これはだめやろ〜いて〜ってとこで抜けました。ほんとに小さい根っこなのにこんなに強いなんて。
歯はすごい。その偉大さに私涙目。。
「いや〜大変だったね。みてこれ、ほらこんなに曲がってる」
「へぇ〜(正直普通がわかんなくてよくわかりません先生!)。。これは大変なわけですよね。」
「だよね!!!ニコッ」

先生はそんな感じで朝からいいトレーニングをして、穴の周りを洗浄しガーゼを噛ませ華麗に帰っていった。

その後は指示通りに痛み止めをすぐ飲んで仕事へ。。でもすっごい肉体的にも疲れてて、全然痛いし、早退しました。
出血してて、血の味もするし、口まわりもなんか麻痺してる感じでスープくらいしか食べれない。

夜寝て翌朝起きると、血溜まりがシーツにできてました。うわあ。。汚い。タオル敷いて寝れば良かったと後悔。

抜歯当日〜3日目に食べたもの
・レトルトたまご粥
・カップスープのポタージュ(熱いのは冷ましてから)
・ヨーグルト
・チョコミントアイス(これは結構癒やされた)
・ゼリー

ドライソケットが怖くて、本当に慎重でした。というか手遅れになる前に本当に慎重になるべきです。。まさか2本目でこんな苦労するなんてね。
1本目抜歯で辛かったのは口内炎と顎関節の痛み。多分ゆすりがすごすぎて、顎のダメージかつ器具でかなり口内も傷んでたと思います。
そして、ちょうど抜けた穴の真隣に特大の口内炎が。。それも最初は親知らずの痛みと思ってて、処置が遅れたんですね。

さらには、舌の縁にも口内炎が群発。これはマジで痛くてうまく話せないし、ドライソケットではなく3日目〜7日目くらいは口内炎の痛みのピークでしたね。病院でもらった6日分の痛み止めは飲み切り、実はその後数日市販の痛み止めをまだ飲んでました。これはほぼ痛めた顎のため。。

その酷すぎる口内炎に私が使用したのは、
ステロイド系の口内炎パッチ。おかげでご飯も少しずつ食べれるようにはなりました。軟膏が苦手な私にすると本当に画期的な発明です。

おすすめはステロイド系の、
口内炎パッチクイックケア - 日常用。ご飯食べるのもすごい楽になる。独特な臭いがちょっと。薬剤が溶けたあとフィルムを取り出さないといけない。

・トラフル口内炎パッチ - これはなんとフィルムも全て溶ける。ただ、貼ったあとからどんどん溶けてまるで飴みたいな粘着剤が口や歯にまとわりつきます。なので、就寝前に貼って寝て朝何も残ってないという感じで使用。

なので、正直、親知らずの痛みはほとんど苦しんでいません。

10日目に抜歯する頃には、痛みも消え、顎に違和感はあるけど〜穴はあるけど〜大丈夫。食べたらうがいすればカスは出てくる感じで、次の抜歯までの残り1週間は本当に幸せな気持ちでした〜!

この乗り越えたという成功体験が、私を油断に陥れます。さて、2本目はどうなってしまったのか。


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