ひとめぼれ書房_カード_TOP

文房具好きから始まった、本と本屋さんの楽しみ方

「名刺やカードには、人となりや想いが詰まっているはず」その考えのもと、whooのご注文の中から気になった方のお仕事や考え方について、インタビューしてみることにしました。小さな紙の中にも宿る想いや美学は誰かのクリエイティビティを刺激してくれるかもしれません。今回は、文房具の本を扱う専門店『ひとめぼれ書房』さんです。

ひとめぼれ書房|文房具の本だけを扱う専門書店。店舗はなく、間借り店主やイベント出店などを行う。店主は本の編集者(出版社所属)。本屋や文房具に関する本を、多く企画・編集している。公式サイトTwitter

文房具の本を扱う専門店

―ひとめぼれ書房というネーミングが気になりました。どんな書店なんでしょうか?
「文房具の本だけを扱う専門店」をキャッチフレーズとしている書店です。
文房具をテーマにした本だけでなく、作中で文房具が登場する本も扱います。例えば、トリックに文房具が使われているミステリー小説など、物語の中で文房具が出てきたら、小説や絵本、エッセイなどジャンル問わず、「文房具の本」として考えています。

―なぜ始めたのでしょうか?
昔から本が好きで、今も出版社で本の編集の仕事に携わっていますが、その延長線上に「本屋さんをやりたい」という気持ちが芽生えました。「もっと、読者さんの身近な場所に身を置きたい」と思ったのがきっかけです。始めるにあたって特徴があった方がお客さんに伝わりやすいだろうなと考え、本屋さんを始めたい人向けの講座『これからの本屋講座』や『本屋入門SWITCH』に通い、コンセプトを決めました。

―本屋さんということは店舗があるのでしょうか?
店舗はありません。いずれ店舗を持ちたいのですが、場所や資金の問題もあり…。今は間借り店主として、別の本屋さんの棚を借りて本を販売したり、イベントに出店するなどしています。

―間借りという形態があるのですね
以前から、個人の方が一箱に自分の蔵書などを入れて販売する一箱古本市などはありましたが、最近では自分の屋号を持って個人的に活動する方が増えています。本が好きで、本を介してコミュニケーションを取りたいという方は、色々なスタイルを始めていますね。

―扱う本は古本、新刊のどちらですか?
新刊と古本の両方を扱いますが、新刊を増やしたいと思っています。自分が企画・編集を担当した本の中で「文房具の本」もあるので、それも売っています。自分で作って、自ら手売りするスタイルになっていますね(笑)。

カードが出来たときがスタートライン

―いつ頃から始めたのでしょうか?
『ひとめぼれ書房』という屋号で活動を始めたのは、割と最近です。6月の半ばに、名刺兼ショップカードを作りましたが、このカードが出来たときに始まったと思っています。ロゴとカードを作ってしまったので、「何かやらなきゃ」という謎の強迫観念が(笑)

―クラフト紙を選んでいただきました
仕事で本を編集・制作するとき、本に使用する紙選びもするので、紙については多少の知識があります。クラフト紙は温かみがあって好きですね。これまで自分の作った本でも使っています。

―whooを知ったきっかけは?
ひたすら検索して見つけました。IllustratorやPhotoshopがあまり使えないので、そんな人でも対応可能なサイトを探しました。whooさんは、操作が簡単でデザインがすごくかわいかったので使ってみることに。

―ロゴもかわいらしいです
ロゴは画家の網代幸介さんにお願いして、「本と文房具をモチーフにしたい」という内容で作ってもらいました。Webサイトで使っているイメージイラストも描いていただき、本から広がる世界観を表現した素敵な絵にしていただきました。


本業との両立はすべてが繋がっている

―本業についてもお聞きします。どのような会社なのでしょうか?
単行本を中心に出版している出版社です。仕事内容は、本の企画から始まり、構成や制作、原稿、スケジュール&予算管理、宣伝・販促活動まで幅広いです。自分で企画を考えて自分で作ることになるので、興味のあるジャンルの企画が多くなっていますね。

―自分の好きなものを企画できるのはいいですね
そうですね、「本屋さん」や「文房具」に関する本は多いです。以前、東京にある街の本屋さんを130軒、紹介する本を企画・編集しました。取材も同行し、様々な本屋さんの特徴を勉強することができました。今、間借り店主をしている下北沢の本屋BOOKSHOP TRAVELERさんは、この本の著者さんのお店です。

わざわざ行きたい街の本屋さん、街の文房屋さんシリーズ。表紙もかわいい。

―出版社の仕事は忙しそうなイメージがあるのですが、両立はできますか?
想像されている通りだと思います。なので、『ひとめぼれ書房』はできることから一つひとつ、やりたいと思っています。疲れたり、慣れないことに緊張したりすることはもちろんありますが、両方とも楽しみながらやりたいです。

―本業をやりながら活動を行うことで影響はありますか?
内容は違いますが、編集の仕事も本屋の活動も、両方とも出版業界ということもあって、すべては繋がっていると思います。どちらかの活動で得たことは、もう一方の活動にも生かしたいです。

文房具からは元気をもらえる

―文房具が好きなのでしょうか?
文房具は私にとって、とても身近な存在です。仕事でもプライベートでもよく使うのですが、自分が疲れているときに、自分好みの文房具が目に入ったり手に取ったりすると、元気が出てくるんです。文房具にかかわらず、好きなものに囲まれるとテンションが上がりますよね。そんな感じです。

あと、自分でも文房具の本を企画・編集したこともあり、その影響もあったかもしれません。

企画されたかわいい文房具の紹介本。

―どんな文房具が好きですか?
仕事では、蛍光マーカーと赤ペンは必須です。このマーカーは、「STABILO」という世界で初めて蛍光ペンを作ったメーカーのものです。一本160円くらいで、発色がすごくよくて。修正や誤字が直っているかをチェックするのに使っていますが、発色がいいと目立つので間違いを見逃さないです。

蛍光ペンは、修正作業に必須なのだそう。

それと長時間、フタを開けていても乾かないんですよ。うっかりフタを閉め忘れることもあるんですけど、乾かない!あとデザインもかわいくて、手に取るだけで嬉しくなります。

―実用的ですね
あと、赤ペンも持っていないと仕事にならないくらい必須です。よく使う時は、1~2日で一本使い切るので、逆に赤ペンは一つのメーカーにこだわらないようにしています。自分のお気に入りが、一日でなくなってしまったら悲しいので…。でも、すべりがよくて軽いものを使っています。

ペンケースも文房具柄。

違う視点から楽しむ本と本屋さん

―文房具に注目して本を読んだことはなかったです
大きな本屋さんに行くと、まずは自分が興味のある棚に行くという人が多いと思います。例えば、ファッションが好きだったら、ファッション雑誌のコーナーとか。でも、普段は見ないようなジャンルの棚にある本でも、ファッションに関することが出てくるものがあります。

自分の好きなものに注目して、雑誌や小説、漫画、絵本、エッセイなど、ジャンル問わず本を手にすることで、新しい発見や気づきが得られる。そんな、ちょっと違った視点での本や本屋さんの楽しみ方を、ご提案したいなと思っています。

持ち歩いている文具と文具ケース。

―今後の活動は?
間借り店主を続けて、『ひとめぼれ書房』の本を扱っていただく場所を増やす予定です。イベント出店も、やっていきたいなと。
実際に店舗を持ったら、文房具と本をセット売りしたいです! ハサミが出てくる本と一緒にハサミも売るとか、妄想だけが膨らんでいます(笑)。土日にオープンする週末本屋のような形態にできればと考えています!

なんとピアスも文房具。

まとめ

私の使っていたノートを見て「そのノートは何ですか?」と、人が使っている文房具も気になるくらいの文房具愛。編集者というお仕事も『ひとめぼれ書房』の活動も、ご本人の「好き」が軸になっていて、それがパワーの原点なのだなと感じました。私自身、本でも何でも、自分の「好き」をもっと豊かに楽しみたい、と思わせていただきました。本屋さんができたらどんな空間になるのか楽しみです!


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