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背景線画✖️制作ディレクター!二刀流してみた

初めまして!
フーモアのWebtoon事業部で業務委託として働いております、あず紗と申します!
タイトルの通り、「TTM」という作品で背景線画を担当し、途中から制作ディレクターも兼任させていただきました。

TTMはこちらから

今回は、

・Webtoonの制作ディレクターって何をしているの?
・背景線画ってどんな仕事?
・2つの役職を同時にやるってできるの?

というところを書いていきたいと思います!

最初は経緯を話しているので、仕事内容だけ知りたいという方は背景線画とディレクターの具体的な仕事まで飛ばして見てくださいね!

■なぜフーモアで働いているの?

実は、以前フーモアでインターンを経て社員をしておりました。
その頃は漫画事業部で広告漫画のディレクション業等を経験しました。

一度は会社を離れ、スリーランスとしてイラストの仕事をしたり漫画のアシスタントをしていたところ、漫画事業部の頃の上司であった井本さんとお話しをする機会があり、「Webtoon事業部を立ち上げて制作しているよ」
と伺いました。

背景やアシスタントの仕事をしていたこともあり、社員をやめた身でもフーモアが好きだった私は「背景線画」の業務委託として出戻ってくることととなるのでした!

■背景担当→制作ディレクション兼任になるまで

背景線画担当としてWebtoon事業部にアサインすることとなり、当時のディレクターとやりとりをすること数週間。

もともとディレクターとしてフーモアで働いた時期があったこともあり、少しずつまた制作進行をしてみたいという気持ちが大きくなってきました。

ディレクターとは、クライアントと作家の間に立ち、円滑にスケジュールを回す「制作進行」の立ち回りが必要になってきます。
私は、自分がスケジュール管理をしたり、調整をしたり、アイデア出しをして良い作品がスケジュール通りにあげられることにやりがいを感じるので、ディレクターができるならぜひやりたい!と手をあげさせていただきました。

■背景線画とディレクターの具体的な仕事

ディレクターと一口に言っても、その作品や担当者によって動き方が違うのが制作ディレクターです。

  • ディレクター

制作進行として、クライアントと作家の間に立ち円滑にスケジュールを回す。
原稿のクオリティ、作品の水準を担保する。
作家の様子を常に見てコミュニケーションをとる。

上記が、私がディレクターとして心掛けていることです。

まだまだやりきれていないことも多いので、精進します。
下記が背景線画の仕事です!

  • 背景作家

人物が引き立ちつつ状況が一目でわかるような場面作りをする。
着色工程の際に塗りやすい背景を作成する。
なるべく3D背景を使って時短で最大クオリティに持っていく。

個人的に一番大事なのは、ジャンルに合わせた背景を描くことだと思っています。
描き込みすぎても背景がなさすぎても読者に伝わりにくくなってしまいますので、塩梅を考えるということは常に心掛けたいところです。

■二刀流してよかった事

進行の小回りがめちゃくちゃ利く

シナリオ遅れやトラブルが発生した際に私が担当している背景の期間を縮めたり、ストックを鑑みながら1週伸ばす判断が自分でできたりするため、進行に遅れや問題がでにくかったです。
もちろん比較的安定進行できるタイトルだったことや、ファンタジー作品よりも複雑な背景ではなかった事なども要因としてはありますが、それでも小回りは利きやすいと思いました!

作家の気持ちがわかる

クライアント側からの問題を受けて、作家さんにどのように伝えれば波がたたないかが感覚でわかるため、作家さんを守りやすくなります。
もちろんディレクターはビジネス面も考える立場なので、中立的な思考も養われます。
これはディレクター、作家、どちらの仕事をしていても役に立つと思います!

作品愛が増す

背景線画だけ担当していた頃よりもっと多くの時間作品に関わるので、とにかく作品が好きになります!
愛は最大の仕事のモチベーションです!
TTMは完結している作品なのですが、本当に楽しく50話分の背景を制作・ディレクションできました!

■二刀流して大変だったこと

毎週締め切りに追われながら進行管理もすることになる

背景の書き込みが多いもの、3D素材の少ないものを引き受けるとかなり時間がかかります。
そして、毎週締め切りに追われることに焦ってしまうと作品のクオリティにも影響が及んでしまいます。マルチタスクが苦手な方には、あまりお勧めしません。

体調が悪くなると2倍迷惑をかけてしまうという緊張感

1作品に対し1人で2人分の動きをしていることになるので、私が倒れると少なくとも2人分の助けを呼ばなければならなくなります。
体調管理はしっかりしつつ毎週原稿を仕上げられることが理想ですが、原稿のストックがあれば休暇の週をうまく入れ込むことが、各工程の作家にとっても、ディレクターの私にとっても重要なことです。
無理せずスケジュール通りに原稿を仕上げられる体制を整えられるように日々動いていきたいですね!

■最後に

これからWebtoonで活動したいと思っていらっしゃる方へ、ディレクション・作家双方の立場を経験した私からのこの記事が何かしらの参考になりましたら幸いです!
そして、もし作家さんで私みたいに働いてみたい方がいらっしゃれば、私はそれを全力で応援いたします!!
絵を描く側、頼む側を両方とも経験すると、タメになることが多いです。
興味ある方、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか…!

フーモアでは仲間を募集しています。是非ご応募ください。
お待ちしています!

■募集職種
◎制作アシスタント
 各工程における制作アシスタント業務になります。
 ・ネーム(絵コンテ)担当
 ・背景線画担当
 ・着彩担当
 ご応募はこちら

◎アートディレクター(作画監修)
 Webtoonのクオリティ管理と作画監修業務になります。
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◎ディレクター
 Webtoonの制作進行管理と品質管理になります。
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■問い合わせはこちら
 株式会社フーモア 担当:井本洋平
 TEL/03-6228-4310 MAIL/info@whomor.com

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