コロナのおかげでパスポートの写真代がめっちゃ浮いた話〜たったの37セントでこんなにいい感じ〜
証明写真inアメリカ
ドラッグストアで証明写真を撮る?!
留学中ですが、パスポートの有効期限がもうすぐ切れるので、
更新の手続きをしないとなぁ〜と思って
先日、総領事館に電話して来館の予約をとりました。
しかし問題なのが、
「パスポート用の写真撮らなきゃ。。。!」
日本の駅前にあるような証明写真機はニューヨークの街中で見かけたことが無いし、よくわからないので友人に聞いてみました。
すると、現地在住の日本人はだいたい信頼できる写真館で撮ってもらっているようでした。
アメリカではドラッグストアなどで証明写真を撮ってもらうのが一般的なようですが
アメリカのパスポートの写真と日本のパスポートの写真のサイズ規定が違うので、きちんとサイズ調整してくれるプロの写真屋さんに頼んだ方が安心だということでした。
ルームメイトにも「街の写真屋さんみたいなところで撮ったかな!CVS(*) とかStaples(*)とかでも撮ってくれるけど俺の時は撮り直しになったからちゃんとしたところで撮ってもらった方がいいよ!」と言われました。(現地の方はそれで十分良い写真を用意できているのだと思いますがあくまでも今回のようにサイズ規定が違う場合の話です。)
*CVS=ドラッグストア *Staples=事務用品店
一部のドラッグストアでは日本のパスポートの規格でプリントしてくれるところもあるようですが、それでもうまくサイズ調整されていなくて撮り直しになることもあるそうです。(基本的にドラッグストアの店員さんがデジカメで撮ってくれて、それを専用の機械で明度やサイズなどを調整するという流れです。)
細かいサイズ規定
ちなみに、日本のパスポート用の写真サイズは
縦×横 45mm×35mm、顔のサイズ(縦)32mm〜36mm
などと細かくミリ単位で規定があります。
(参考写真:外務省ホームページより https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/ic_photo.html)
サイズの規定が思ったより細かい&ドラッグストアで写真を編集してくれるのはあくまでも一般の方であってプロの写真家では無い、ということで
撮り直しになったら嫌だなあああと思い、
ニューヨークにある日本人が経営している写真館に電話してみました。
でも思った通り、私が電話した日(5月の中旬)にはまだコロナの影響で営業を停止しているようでした。
これは困ったな、どうしよう。
いったんドラッグストアでの撮影を試みるも、、、、
写真スタジオがいつ再開するかの目処も立っていないので、とりあえずドラッグストアに行ってみました。
「まあお店の人に協力してもらえばなんとかなるでしょう」と
近くのWalgreensというドラッグストアに行きました。
お店の人に、「日本のパスポート用にサイズ調整してほしい」と頼むと、
「できるかわからないけどとりあえずやってみる。」と言われましたが、
その方法が、先に書いたように
1、お店の中に座ってデジカメで写真を撮ってもらう
2、そのデータを専用の機械で編集してもらう
というやり方で
機械の指示にしたがってサイズや明度などを調節し、機械が基準を満たしているかどうか判断して全ての基準がクリアできたらプリント、という流れでした。(手動の要素が大きい証明写真機のよう)
でもこの機械はアメリカのパスポートのサイズに調整するためのものなので、これで日本用のサイズに調整するのは難しいし、店員さんも機械任せな様子。
彼女(店員さん)が写真を調整してくれている間、私の頭の中では
「う〜ん。。。。彼女に聞いてもサイズ規定も把握してなさそうで機械任せだし、なんだか心もとないな。。。ここで日本用のサイズに調整するのは無理そうだな。。。」
という不安がめぐり
「むしろ自分で写真のデータを作った方が確実じゃないか?」
と気づきました。しかもその方が断然節約になる!
店員さんも写真の調整に苦戦していたので、今回はキャンセルで、と彼女にお願いすると、
「おっけー!グッドラック!!」とあっさり帰してくれました。
結局、ドラッグストアでの撮影を諦めて、自宅に戻り自分で写真のデータを用意することにしました!!
手間はかかるけどワクワクしてきた。
確かに全部自分でやるとなると、素人からすると手間のかかる仕事です。
でもこの時なんだかワクワクしていました。
Photoshopでどうやって証明写真のデータを作るか、いかに自分が満足できる写真に仕上げられるか、いくら写真代を節約することができるか、
やってやるぞおお!!という気持ちで
ゲーム感覚で進められました。
先日、領事館での申請を終えてすでに新しいパスポートを手に入れましたが、結果としては、大成功でした!!!やったああ!
まず、手作りのデータ&安いプリントだったにも関わらず問題なく申請が通りました。サイズに関してはかなり慎重に調整したので規定サイズぴったりに印刷できました。
そしてこのパスポート写真にかけたお金はたったの37セント(プリント代)でした。1ドル以下で証明写真ができちゃうなんてさすが私。。。と勝手に感動しちゃった。ドラッグストアで撮影&印刷するとだいたい14ドルくらいかかります。もちろん写真スタジオでやるとさらに値がはります。それは日本もアメリカも同じですね。(コロナじゃなければ確実に信頼できるカメラマンさんにお願いしたいところですが)
また、Photoshopで自分の好きなように写真の編集ができたので、
写真の見た目も大満足です。気になるところをごまかしたりしてなるべく綺麗に仕上げました。(もちろん別人になるくらい編集するのはNGです)
↑印刷したてホヤホヤの写真。こんな感じです。
写真スタジオが空いてないという逆境(?)を利用してむしろ節約になっただけでなく、かなり勉強になりました。証明写真のデータの作り方やアメリカの一般的な写真事情を学ぶことができました。
ちなみに私はスマホを使って撮影しました。良いカメラで撮った方が確実ですが、私の持っているスマホ(iPhone 10R)では十分証明写真に使えるクオリティでした。
そして受け取った新しいパスポートがとても綺麗で驚きました。各ページに浮世絵「富嶽三十六景」の名場面がほどこされています。繊細でお洒落。。。旧デザインよりもページをめくるのが楽しいパスポートになっていました。良い写真で申請してよかったです。
ひめか
ニューヨークで学びアーティストとして活動するための資金とさせて頂きます。