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日常の一コマにはちょっとしたイノベーションがたくさんあるなと感じた出来事

ゴールデンウィークをすぎてもまだまだ観光客が多い京都。
市バスに乗るといつもインバウンド政策の表れだなあと思います。


今日もバスに乗った時の出来事。

僕と一緒に乗り込んだ外国人観光客の人たちがバスの前側にある優先座席に座りました。その時はまだバスは空いていたし、特に気にせずに過ごしていました。

しばらくしておじいさんが乗り込んできました。僕はその時ふとそういえばと思い前の方を見やったんですね。
すると優先座席に座っていた観光客の一人がさっと立ち上がり手で「どうぞ」と仕草をしていました。

僕はこの一連の流れを体験して「もしかしたら「譲る手間やおじいさんの心象として優先座席にもともと座っていなければなお良かった」という見方もあるのかもしれない」と少し穿った考えがよぎってしまいました。

ただ、その後その観光客の行動により、自分の未熟な考えを反省するとともに多様な行動様式があるんだなあと感心することになりました。

席を譲った後別の席に座るのかなと思っていたら、その観光客は車内のポールにつかまり立ったままでした。他にも席は空いていますし実際その方の仲間はみな座っています。

僕はこれを受けて「なるほど、この人は元からあまり座るつもりでなかったのかもしれない。ただ他のみんなは座っていて自分だけ立っているのはきまづい。普通席に座れば突然譲るのも変だし、優先座席だと席を譲るタイミングでさりげなく立つことができるということなのかもしれない。」と考えを改めました。


真相は当人にしか分かりませんが、今日のこの出来事を通し「予想というのはたった一つの条件が加わるだけで簡単に覆る」というどっかの哲学者が遺してそうな教訓を得ることができました。

社会の多様性と日常の中のイノベーションに気づいた出来事でした。

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