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現実逃避行(本紹介)

現実逃避にはやっぱ読書ですわ。
最近読んだ本の中で印象的だった文章を抜き出すので、よかったら見ていってください。

もし気に入ってくれたら、読んでみてください。きっと、その文が持つ力や意味が倍以上になってあなたの目の前もう一度現れてくれます。

あるとき何の前触れもなくこの世界から消えてしまいたくなるときがあるように、何の前触れもなく、この世界にいる誰かを想う自分の存在を熱烈に感じる時がある。

どうしても生きてる/朝井リョウ

「つまり、生きてることさ。生きてる自分からは誰も自分を守ってくれないからね。」

ヘヴン/川上未映子

「誰かのことを思って苦しいのなら、どれだけ自分が非力でも苦しむべきだと、私は思う。その苦しみを、大切にすべきだって。」

i/西加奈子

この世で最も贅沢なこと。それは、豪華なものを身にまとうことではなく、それを脱ぎ捨てることだ。

常設展示室/原田マハ

自分が何かゆうてみい、人間が、一人称が、何でできてるかゆうてみい、一人称なあ、あんたらなにげに使うてるけどこれはどえらいもんなんや、おっとろしいほど終りがのうて孤独すぎるもんなんや、これが私、と思ってる私と思ってる私と思ってる私と思ってる私と思ってる私と思ってる私と思ってる私と思ってる私‼︎」

私率イン歯ー、または世界/川上未映子

「死ね、と誰かに言えちゃう人間は、自分が、死ね、と言われたらどういう気持ちになるか知りたくて」

サブマリン/伊坂幸太郎

自分は何か持っているって思う人と、自分には何もないって思う人と、どちらが上手に生きていけるのだろう。

もういちど生まれる/朝井リョウ

たくさんのあかり、コート、贈り物の包み、クリスマスソング。あたたかでみちたりた夜。愛という言葉がうさんくさくならないのが、真冬のあの街の底力だと思う。
 つい人生を好きになってしまう。

泣く大人/江國香織

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