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あなたのこと

私は最近よく泣く。風呂に入っていても、音楽を聴いていても、ご飯を食べていても、旅をしていても、noteを書いていても、泣く。

それもこれも、原因はわかっていて、でもそれを誰かにぶつけるのは違うから。ひとりでひっそりと泣く。

4月から、3年以上付き合っている恋人となかなか会えなくなった。
理由がなく会えないのではなく、彼の仕事の関係だ。
彼は春から社会人になり、私は大学2年生になった。

私たちは以前は週に3回くらいは会っていた。メッセージのやり取りも、電話も、ほぼ毎日していた。ずっとどこかでつながっていた。

そんな彼と会えなくなって、私は想像以上に落ち込んだ。
彼の仕事がはじまれば連絡が取れないのも、会えないのも、理解していた。
それでも、わかっていても、心が沈んだ。

私は、彼に毎日救われていたのだと思う。
友達の少ない私は、何をするのも何を話すのも彼と一緒だった。
彼とだったらどんな場所でも、どんなことでも楽しかった。

彼と会えない日々が続いて、ひとりで過ごすことが増えた。

どんな場所にいても彼との思いでに涙がこぼれそうになる。
ひとりで平気だったはずが、今では隣にあなたの姿を探すようになった。
もう何も、ひとりでは楽しくない。

私は、彼が変わってしまうことを恐れた。

私の好きな彼が、私の知らない彼に変わってしまうのが恐い。
これまでの日々を愛していたからこそ、恐れる気持ちも大きい。

もちろん人は変わっていくし、私も変わっていくのだけど。
そういうものではなくて。
別々の道を歩んでいる気がしてしまって怖くって。
(元々、別々の道を生きているのだけど…。)
わからなくなってしまうのがこわくて。
(わかったような口がききたいのではなくて…!)

とにかく、遠くの存在にならないでいてほしいのです。
できるだけ、あなたを離したくない。
小指の先でも洋服の裾でもいいから、握らせていてほしい。
そうして、私のこともできるだけ見張っていてほしい。
あなたの知らない私にならないように。

傲慢でわがままで幼いことはわかっていますが、きっといつか忘れてしまう感情なのでnoteに書いておきたいなと思いました。

泣くのはやめて、頑張りますから。
帰ってきたら、私の隣で笑顔をみせて。


どうか、あなたが体調を崩しませんように。
どうか、あなたが暗い日々を送りませんように。
どうか、あなたがぐっすり眠れますように。

それだけを祈っています。




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