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2024.9.24 尾石晴さん初のエッセイ本『からまる毎日のほぐし方』を読んで

Voicyトップパーソナリティ尾石晴さん初のエッセイ本『からまる毎日のほぐし方』(扶桑社) の発売日9/25を前に、先にAmazonから届いたので、週末で一気に読み終えました。家事育児しながら合間で読んで大体所要時間2時間弱。さらりととても読みやすい本でした。そこから私なりの所感を備忘録的に綴りたいと思います(一部ネタバレあり)。尾石晴さんのNote記事はこちら。

からだのこと、仕事のこと、お金のこと、夫婦のこと、親のことなど、さまざまなエピソードが書かれているほとんどすべてのことに、納得or共感。まさしく40代の『からまり』が詰まっていました。その中で私にとっては目から鱗だった、最大の気づきになったのは『夫婦の役割分担にからまる』(P143~)のお話でした。

いま家族で課題・・・例えば、育児の方向性だったり、家事育児分担のことだったり、モヤモヤしていることがあるとして、私の周り(ネット上のコミュニティ繋がりだったり、リアルの知り合いも然り)ではネットやSNS上で夫さんの愚痴合戦が繰り広げられていることが多い気がします。そしてそこに見えるのはパートナーに対するあきらめの気持ち。変化を起こそうと家庭内で動いた結果そうなったのか、波風を立てたくなくて最初から何も動けずにいるのかそこはそれぞれだとは思います。が、自分が我慢すればいい、とか、そのうちに子も育つし時間の経過を待とう、とやり過ごせた場合の副産物(本では伏線と書いてあります)が恐ろしい!その時はそれで良いと思っていても、自分たちが年を取り介護が必要になる頃、それはつまり子どもが(いる場合)巣立っている頃なので、夫婦二人なんですよね。もしそれまで夫婦の家事バランスに大きな差があって、家のことを片方がメインでしてきた場合、その人が介護が必要になるともう一方の人はあまり自発的にできることが少なくなってしまうかもしれないという。その時期からじゃぁできるようになってほしい!と願っても遅い。人はなかなか変われないですからね。

私なりに解釈すると、30代とか40代のうちに夫婦喧嘩して話し合う癖、歩み寄る関係性ができてないと、60代70代80代のときの介護のときに大変になる、というのがこの本に書いてあることかなと思います。私は夫婦喧嘩が上手ではありません。お互い言いたいことを我慢している部分も結構あると自覚しています。でも今回この本を読んで、徐々にいい意味でのケンカ上手になって、いつか来る介護期への備えをしていきたいと思いました。まずは1歩ずつ!

#からまる本 #読書

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