049.きのうのつづき
私は彼に優しくして欲しくて、
特別扱いして欲しくて、もっと好きになって欲しくて、連絡が欲しくて、会いたくて………エトセトラ。
欲しがりだった。
幼稚だ。
私は幼稚園児か。
私と彼は、シングル同士ではないから
こんな風な感情を持つことはただ苦しむことになるだけ。
だからものすごく苦しくてここ数日は泣いてばかりいた。
これじゃあ3年前に別れてしまった時と同じことの繰り返し。
私は同じことの繰り返しはもうしたくない。
幼稚だった私が、この3年の間に少しは精神的に成長した。だから大丈夫だよ。
同じことにはならない。
彼のその手には乗らないよ。
この状況も違う方向からアプローチできるよ。
そう思っていたら
「あなたのことは嫌いじゃないから」
と言った彼の言葉が頭をよぎった。
あれは彼なりに精一杯「好き」って言ったんだと思う。
「これからも側で支えてくれる存在でいて欲しい」とも。
私は頷いたんだ。
彼のSNS&メール全無視という冷たい行動が何を意味しているのかは分からないけど、
まだ彼とは繋がっているから
自分の意識を「私はどうしたいのか」に向けることに集中した。
すると、気持ちはどんどん楽になっていった。
私は彼と他の人もいるなかで顔を会わせた時には一緒ににこにこして楽しく会話したい。
近くにいたい。
スムーズなコミュニケーションがとりたい。
彼は、したいようにすればいい。
冷たくしたいならすればいいんだ。
私もしたいようにするから。
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