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ヨーロッパをめぐった旅 #19(全体の振り返り)

こんにちは!
アクセスありがとうございます!

今回は2023年6月のヨーロッパ旅行の第19弾を書いていきます!
全体の旅程についてはこちらから見ることができます。
また前回の記事についてはこちらから見ることができます。

前回の記事までで全行程は終了したのですが、今回の記事では旅先で感じたあれこれについて書いていきたいと思います。

全体通じて

全体通じて感じたことは・・・

率直に楽しかったです!
それぞれの滞在期間は短かったですが、8ヶ国を回ることができ、それぞれの土地や空気に触れることができて良かったです。
行く先はどれも魅力的なところばかりでした。
また、予約した座席を利用できなかったなどの少々のトラブルには見舞われましたが、ある種ではネタになりますし、今となっては良い思い出となりました。笑

一方、半月を超える旅(なおかつ一人旅)は長かったですね。。
改めて振り返ってみると、自分でもよくこんな旅程を計画したものだと思いました。
正直なところ、最終日が近づくにつれて、旅行を楽しむ気持ちがある一方で、早く日本帰れないかな・・?という感情も芽生えていたのも事実でした💦

また、ゆとりを持った計画を立てたつもりだったのですが、さすがに8ヶ国を回るとなると、半月ではやはり詰め込んだ感のある日程になってしまったような気がします。
一点集中よりも、一つでも多くの国に行きたいという思いが上回ったために今回のような旅程としたため、旅程自体に後悔はないのですが、ゆっくりまったりめぐるということも意識してみて良いかなと思います。

あとは案外暑さも感じました。
地球の歩き方に掲載されていた情報では、オーストリアやドイツといったヨーロッパ本土で最高気温が25℃前後、北欧では20℃前後でした。
本土側は25℃を少し超えるくらいである程度想定内だったのですが、北欧が案外暑く、平気で25℃を超えてきました。。
寒さにも対応できそうな服装も用意していて、その出番もあるかと思っていたのですが、出番はつゆほどもありませんでした。

とはいえ、日本と異なって暑さは感じれども、特に晴れた日はカラッとしていて、不快な暑さには感じませんでした。
また、時より吹く風も心地よく、とても過ごしやすかったです。

目的にもよるので一概には言えませんが、5月・6月辺りは観光に適した時期なのかもしれません。

半月以上ひとりで

ひとりだと自由度は高いが・・・

一人旅というのは、自分が行きたいところに行けて、食べたいところで食べられるといったように、誰かの制約を受けるというわけではなく、ある意味で自由です。
また、誰かに対して余計に気をつかう必要もないため、その点は気が楽でもあります。

一方で、やはり寂しさは感じました。
普段も一人暮らしなので、一人で生活すること自体には何ら抵抗ないのですが、それでも公私問わず誰かと話すことが多く、寂しさを感じたり極端な孤独を感じることは少ないです。
しかし、異国の地を一人で半月以上旅したということで、その時々の出来事や自分の感情を共有する機会がなく、孤独や寂しさを感じてしまいました。

ある意味で当たり前の話ではあるのですが、日本語で話しができる機会がなかなかなく、たまの機会で出会った方々とお話しができたときには、その機会がとてもありがたく、とても楽しくて嬉しかったです。

なので、端的に言えば、だれかと旅したいということになります(笑)
その結果、やっぱり一人の方が良いという結果になるのかもしれませんが、次こそは感動を共有できるような人と海外に行ってみたいですね。

圧倒的に少数の立場

日本語もなければ日本人もごく少数

ヨーロッパは日本ではありません。
なので、日本語を見る機会も(ほぼ)なければ、日本人を見るということもわずかでした。
当たり前ですが、いくら観光地を中心に回ったとはいえ、現地からすれば圧倒的に少数派に属していたということになります。

土地の雰囲気も普段と異なれば、言葉も通じることがない(英語が決して得意なわけではないのでなおさら・・)環境で身を置くことになり、これも先述の孤独を感じた要因の一つだったのかもしれません。

そんな中でも気さくに接していただいた旅先の皆さんには本当に感謝しています。
初日のイスタンブールツアーでのニューヨーカー夫婦や南アフリカのおばさんをはじめ、(以降は観光客同士での会話は少なかったですが、)私の拙い英語でも親切に対応してくれたスタッフの方々、ヘルシンキのサウナで話しかけてくれたオフィスワーカー・・・皆さんのおかげで寂しさや孤独感が和らぐ瞬間もありました。ありがとうございます。

日本にいると、日本人ばかりいて、自分が伝えたいことが簡単に伝えられて・・・ということが当たり前に感じるというか、そもそも当たり前にすら感じることもないかもしれません。
それが海外に身を置いて自分が少数派の立場になったとき、楽しさも厳しさも辛さも感じました。
すなわち、(観光客はともかく)普段から日本で暮らす外国人にとっては、今回の旅で私が抱いた感情を常に抱いている可能性もあります。
そう考えると、自分が育った国とは異なる地で暮らす方に対しては、今まで以上に敬意を表したいですね。

中韓の観光意欲

日本人をはじめとした外国人観光客を見る機会も多かったですが、とりわけ(自分もそうであるからかもしれませんが、)中国人や韓国人といったアジア系の人々を見る機会が多かった印象があります。

特に多かったのが中国人で、個人旅行客としても団体旅行客としても、ほとんどの観光地で出くわした気がします(見かけなかったのはシュコツィアン洞窟くらいだったと思います)。

いわゆるチャイナマネー(?)の凄さを感じました。

MANGA

漫画という世界を代表する娯楽

そんな中でも漫画は日本人が海外の方とつながるための強力なツールであるように感じられました。

「日本から来ました!」と言うと、自分が思ってた以上に向こうが日本語を話せたりします。
「なぜ日本語をそんなに知ってるの?」と聞くと、漫画から知ったという回答がしばしば返ってきました。
中には私も知らないような単語まで知っていることさえありました。(私があまり漫画を読むことがなく、そこまで詳しくないことも一因かと思いますが、、)

ただ、単語単位では知っていても、文章として話すことに対しては相当なハードルがあるようです。
世界的にも日本語は難しいと言われていますが、それを感じる瞬間でもありました。

右側通行

車など、何かと左側通行が多い日本に対して、世界では右側通行が多いです。
今回、訪れた国々の車道はすべて右側通行でした。

右側通行

これに最後まで慣れなかった気がします。。
交差点を渡る際には「あれ?どっちから車来るっけ?」って何度もなりました汗
事故にあうことはなかったですが、それだけ注意深く渡っていたのだと思います。
「日本と逆なだけじゃん」と思われるかもしれませんが、自分でも意外と大変でした。

また、車道や自転車道の他にもエスカレーターも右側が立ち位置でした。
日本でも西日本だと右側であることが多いですね。
これに関してはすんなりと受け入れることができました。
逆に日本に帰ってきたときに左側に立ち止まってる方々を見て、少し新鮮な気持ちにさえなりました。笑

総歩行距離

けっこう歩いたような・・・

観光地間の移動として、地下鉄やトラムを使うことも多かったですが、やはり歩きまくった今回の旅でした。

スマホにGoogle Fitが入っていたので、歩行距離を調べてみたのですが、
イスタンブールに到着した6月5日からヘルシンキを発った6月22日までの18日間で、総歩行距離は延べ 268.16km でした。
・・・と聞いて私も正直いまいちピンとこなかったのですが、1日平均で14.90kmということで、ほぼ毎日15km前後歩いたことになります。
1月の静岡や京都への旅行のときが、1日あたり20km以上だったことを考えると、少々落ち着いた形ではありましたが、やはり歩きましたね。。。(ちなみに、もっとも歩いたのは6月19日(ストックホルムの旅)の 20.97km)

思い返すと旅が始まってからほぼ毎日のように絆創膏を貼ってしのいでいました。。
後半は足が慣れたのか、そもそも歩行距離を意識的に抑えたためか、そこまで痛みに苦労することはなかったですが、特に前半から中盤くらいまでは足の痛みとの戦いだった気がします。

こちらの面も含めて、次の旅ではゆとりを持った計画を立てたいものです。

1階はどこ?

日本だと「1階」と言われると、基本的には地上階を指すことでしょう。
私もこれが当たり前だと思っていたのですが、どうやら世界的にはまちまちのようで・・・

日本のように1階を指す国もありました。
しかし、地上階ではなく、日本でいう2階を指す国も見られました。

ドイツ語圏では・・・

例えば、ドイツ語圏(ドイツ・オーストリア)。
上の写真はインスブルックの王宮の館内マップなのですが、「0」と書かれたのが地上階にあたります。
そこから階を上がるごとに「+1」、階を下がるごとに「-1」と表記されます。
また、地上階を「E」で表記するところもしばしば見られました。
エレベーターに乗ったときには注意が必要ですね。

日本でも見倣いたい

こういうの良いなって部分もありました。
実際にはもっとあるかもしれませんが、私が特に目を引いた4つを。

観光施設のバリアフリー化

これは日本の観光施設より進んでいるように感じられました。
もはや健常者と何ら変わらないように施設を利用でき、観光を楽しめているように感じられました。
・・・と書いている時点で分け隔ててしまっているように受け取れてしまうのですが、車いすだったり、目や耳の不自由な方に対しても十分に配慮したところが多かったです。

環境への配慮

環境への配慮もどこかしこで進んでいる印象を受けました。
温暖化に対する懸念は日本よりも重要トピックに捉えられているように感じられました。

予約票に書かれたCO2削減に関する情報

例えば、上の図はオーストリア鉄道の列車を予約した際の予約票なのですが、赤く囲った箇所にて「車と比較して一人当たりで104.7kgの二酸化炭素を削減し、列車を利用して気候を保護する」旨の記載がなされています。
このような記載が各国で列車やバスを予約した際にもありました。

言われてみれば、トラムが充実している国が多かったのも、納得のいく話かもしれません。
つい最近、宇都宮で国内では久しぶりに新規の路面電車が開通しましたが、利便性はもちろん、このような環境的な観点からも導入を進めていってもらいたいものです。

自転車道の整備

環境配慮に関係しているかわかりませんが、通勤、通学の交通手段として自転車を利用している人が多く見られました。
体感では日本より多かった気がします。
いたるところに自転車道が整備されていて、通勤時間帯ともなれば、その道をビュンビュン駆け抜けていきます。

また、最近日本でも増えてきていますが、レンタルサイクルも充実していました。
私は今回利用しませんでしたが、観光客でも気軽に使えるようになっていました。
また、自転車以外にもキックボードも様々な箇所に置いてあり、これも利用することができるみたいで、じゃんじゃん走っていました。

キックボードのレンタルも

歩きスマホ

個人的に一番感じたのがこれでした。
歩きながらスマホの画面に夢中になるって人がとにかく少なかったです。

たしかに中には画面をいじっていたり、通話している人(これはそこそこいた)も散見されましたが、日本のそれとは圧倒的に少なかったです。
画面をいじっていた人に関しては、体感では5%いたかどうかってくらいでした。

私もついやってしまうことがありますが、やはり歩きスマホは危険だと思っています。
なぜ、このような差が生じているのかはまったくわからないのですが、見倣いたいものです。

一方で特にクロアチアやスロベニアでの話ですが、路上喫煙している人はちょくちょく見られました。
吸い殻はポイ捨てせずに所定の場所に捨てているシーンが殆どだったため、その点の配慮は良いのですが、やはり不快に感じる人はいると思うので、これも止めるべきものだと思います。

物価

ものの値段は?

日本も比較的物価は高い国であり、昨今では毎月のように様々な商品が値上がりしています。

一方で、今回訪れたヨーロッパの国々はというと・・・まちまちではありますが、やはり高いと感じました。
数値として導いておらず、あくまで感覚ベースでの結論付けとなってしまいますが、だいたいこんな感じでした。
クロアチアやスロベニアは日本と大きく変わらない(かちょい高め)印象でした。
オーストリア、ドイツは日本より幾分高かったかなという印象でした。
北欧の3ヶ国は高かったですね。。
観光施設への施設料金もそれなりに掛かるところが多かったです。(その分、楽しめたとも言えますが!)
スーパーマーケットだったり、水のような生活必需品(?)に関しては比較的良心的な値段で販売されていましたが、それ以外は高かった印象です。

4年前に訪れたバルト三国のときより、確実に使用した金額は上がっていました。
正確な値は算出していないですが、旅費から現地での食費、観光費用を合計すると 70万円くらい使ったのではないかと思います。
さらに、ここ最近は円安傾向にあるため、日本人観光客にとっては、より高値に感じてしまうかもしれません。

アイスコーヒー??

それなりに気温も高かったため、カフェなどに立ち寄った際にはアイスコーヒーを飲みたかったのですが、なかなか通じず・・・結局は温かいブラックコーヒーを飲むことに。
イスタンブールの空港では当たり前のように注文できたため、他の国々でも注文できるかと思ったのですが、どうやら当たり前ではなかったようです。
注文したときに「は?」って感じの表情をされました(笑)

この記事にもあるのですが、「アイスコーヒー」自体はあるものの、普段私たちが想像しているアイスコーヒーとは異なるものが出てくるみたいです。
私が知らなかっただけかもしれませんが、日本は古くからコーヒーを冷やして飲むという習慣はあったようですが、世界的に見れば珍しいのかもしれません。

オープンテラス

店外で食事やおしゃべりを楽しむ

カフェやレストランの多くではお店の外に飲食スペースが設けられていました。
現地の皆さんが利用するのは、店内よりも圧倒的に店外のオープンスペースでした。

お店の外のスペースには人が多くいるにもかかわらず、中のスペースにはほとんどおらず、私だけということさえありました。
(個人的な感覚ではありますが、)日本では店内の座席から埋まり、外しか空いてなければ外に通される傾向があるように感じられます(もちろん希望すれば別)。
一方で、これらの国々の場合は外の座席が優先され、中には店内座席を利用しようとしたら止められて外を利用してほしいと言われたこともありました(笑)

この時期は特に日も長く、気温も良い感じであるため、そこに仲間うちでお茶やお食事を楽しむわけですから、外の開放的なところで楽しみたい気持ちも十分に理解できます。
それがとても楽しそうに映りましたし。

余談ですが、外にいたら注文できなくね?って思われた方もいらっしゃるかと思います。
たしかにその通りだと思います。
しかし、スタッフがお食事やお飲み物の状況を定期的に見て回ってくれたり、他のお客さんと対応しているところで何とかアイコンタクトを合わせられれば応対してくれます。
どちらかというと一緒に来店したお客さん同士での時間を大切にする傾向があるため、注文を気にしたり、店員を気にすることはあまり良しとされない事情があります。
日本ほど来てほしいときにサッと来てくれる・・・というわけではないですが、お食事やお飲み物を交えながらのんびりと仲間うちで楽しい時間を過ごすことに重きを置いてみることをお勧めします。
(一人のときは知らん!笑)

これで旅は完結!

というわけで、ざっと振り返ってみましたが、多少のハプニングはあれど、やはり全体的には楽しい20日間だったかなと思います。
上に書いたような日本とのギャップだったり、日本にいては感じられないことも多々感じることができ、貴重な経験になったと思います。
一方で、次にどこに行くかも、いつ行こうかも決めていないのですが、一人で20日はさすがに長かったかなって感じたので、もうちょっと期間と場所を絞って旅行を計画したいですね汗(一緒に行ってくれる人がいれば別です!!)

この旅の記事を最初に投稿したのが7月6日ということで、およそ2ヶ月に渡って続いたということからも、この旅の長さがうかがえます。
拙い文章であるにもかかわらず、記事を投稿するたびに色んな方々がご覧になってくださいました。
比較的多くの「スキ」をいただいたこともありました。
この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!!

これでヨーロッパ旅行に関する旅の記事は完結となります。

次回、何を書くのか、そもそも書くのかすらまったく決まっていない状況ではありますが、また何かしらで更新した際には、どうぞよろしくお願いします。。。

今回は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!