しりとり俳句《121》
しりとり俳句のトップ画像がかわりました。
詳しくは、のちほど。
今週は、草シリーズがあります。
こちらの続きから
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第121回は、9/9~9/15(2530~2550)全21句
2530. 咲き誇る木犀の香に満たす空
木犀(仲秋)ち
2531. 空よみの君の恋ぶみ草の花*
草の花(三秋)し
2532. 離れゆく駅や狗尾草揺れて*
狗尾草(三秋)さ
2533. 丁字路のミラーにわが家猫じやらし*
猫じやらし(三秋)ち
2534. らしくない囁きくれし良夜かな
良夜(仲秋)(三秋)し
2535. うやむやに終はる会議や秋曇
牽牛花(初秋)さ
2536. 森を飛ぶ妖精たちや木の実落つ
木の実落つ(三秋)ち
2537. おつかいは秋の金魚に手をふつて
秋鯖(三秋)し
2538. テーブルに新しき花器秋気澄む
秋気澄む(三秋)さ
2539. 椋鳥やおしやべり好きの集むれば
椋鳥(仲秋)ち
2540. レパートリー少し増えたよ南瓜割る
南瓜(仲秋)し
2541. ワルツかけさうぢはじまる秋の昼
秋の昼(三秋)さ
2542. 昼の月散歩の犬の止まりけり
昼の月(三秋)ち
2543. マリオネットの泪まるめいらの香
まるめいら(晩秋)し
2544. 逃したる上映時間月の暈
月の暈(三秋)さ
2545. 重なりて絨毯のごと曼珠沙華
曼珠沙華(仲秋)ち
2546. 鮭弁にコロッケを足し運動会
運動会(三秋)し
2547. 会社まで戻るゆふぐれ虫の秋
虫の秋(三秋)さ
2548. 秋の湖あらゆる色を迎へいる
秋の湖(三秋)ち
2549. いるか座の神話を語る夜半の秋
夜半の秋(三秋)し
2550. 秋の空かばんへ本とチョコレート
秋の空(三秋)さ
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2022年5月19日より、始まった「しりとり俳句」、現在、三年目に入っていますが、この度、最初の一年目(2022年5月19日~2023年5月5日、立夏の前まで)1090句を、「しりとり俳句 その壱」として、文庫本にまとめました。(非売品)
(イラストは、微熱さんに、文庫化へのノウハウは、つる・るるるさんにご協力いただき、編集には、ちりさんのお力を、前書きには、幸さんのお力をお借りしました)
そして、昨日、本日と、松山市立子規記念博物館で開かれた「道後俳句塾」に参加してきた紫乃でありますが、その際に、「しりとり俳句」の元となった、「夏井いつきのおうち de 俳句くらぶ」の「俳句 de しりとり」の夏井いつき先生、そして、息子さんの、家藤正人先生に、無事、手渡しをすることができました。
これからも、幸んさん、ちりさん、紫乃で、変わらずに毎日詠み続けていこうと思いますし、文庫本も、その弐、その参、と作っていきたいと思っています。
いつも、読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
(「しりとり俳句 その壱」は、俳句でご縁の深い方々へ、少しずつお渡ししていくつもりです)
いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。