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ガジュマル再々生を願って

数日前、note でちょっくら嬉しいことがあった。
夫が、ようやく「よく書けてるね」と言ってくれたのだ。
わ~~~い!!!
だから、正々堂々、気分上々、キーを打つぅ~♫

     ・・・・・

我が家のベランダ、いや、バルコニーには、夫がもともと大切にしていた植物がいくつかある。
そのなかのひとつが、ガジュマル。

それは、ガジュマル特有のユニークな幹(正確には、幹でも茎でもなく、根っこだけれど)をもつ小さめな子だった。
なんとか生きてはいたけれど、元気はない。

しばらく、そのまま様子を見ていたら、枝の先から新芽が出て!
やった!と嬉しくなったのもつかの間、次々とそのベビーちゃんたちが虫(?)に食われる。
でも、その虫(?)の姿はない。
恐らく土から這い上がって食べては隠れる?のではないかと?

ある日、私は、そのガジュマルを掘り出し、(なんと、根っこはとても少なく、かわいそうだった)土を全部落とし、水で洗い、ちょっと乾かしてから、その大きさからすると少し大きめの鉢に、新しい土と緩効性肥料のマグアンプkを混ぜたものを入れて植え替えた。
2020年5月3日のことである。(下の写真左上)

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その後、その子は新芽を順調に出し、虫に食われることもなく、ひと月後の6月2日には、幾枚もの元気な葉をまとった。(上の写真右上)

何回か小枝の剪定を繰り返し、8月13日には、なかなかいい感じの姿になり(上の写真左下)

10月3日までには、細かい気根をたくさん出して、近づいて根元から上を見上げると森かしら?のようにまでにもなった。(上の写真右下)

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気温が下がる季節に入ってからは、それまでの成長は見られず、でも、バルコニーの手すりで、左にトックリラン、右にサイパンレモンの鉢に守られて(?)元気満々であった。

だけれども、今年に入り、人間だって寒さが身に沁みつつある頃の冷たい雨に打たれた数日後、それまで生き生きとしていた葉が、妙に元気をなくした。
家に入れてやるか、だいぶ寒いけれど外気と日光の方がいいか悩んだ末に
もう少し外に。

やばっ、と思ったときには後の祭り。
慌てて部屋に入れ数日様子をみたけれど、葉々は乾燥し、丸まり、落ちた。

ごめんよぉ、ガジュマル。
元気なうちに部屋に入れてあげたらよかったかな。
いや、あの冷たい雨が降ったときに、屋根のあるところに移してあげたらよかったんだよね。
雨に濡れたまま北風にあたって凍えちゃったんだよね。
キミは、トックリランより、サイパンレモンより、繊細だ。

     ・・・・・

私は、再生させたガジュマルを再び残念な姿にさせてしまった。
さて、どうするか。

そして結局、私は、元気な葉を数枚だけ残し、春を待たずに思いっきり剪定した。

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葉が付いている枝は細く、このまま残してもいい形にはならない。
そのうち根本から切る必要がある。
でも、今は、少しだけの光合成に期待して残した。

去年の5月には丸裸から再生したのだもの。
季節は冬だけれども、きっとキミなら大丈夫。
2月が終わったら外に出してあげるね。
そして太陽に思いっきりあたって、やわらかな風を感じようね。
もう少しの辛抱だよ。

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我が家には、3㎡+α のバルコニー&ベランダがある。
その小さな外の空間は、私の大切な庭で、植物たちとの会話の場だ。

     ・・・・・ end ・・・・・

タイトル画像:トックリラン & ガジュマル & サイパンレモンの3兄弟。

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