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木犀、金木犀、銀木犀(仲秋・植物)


雨あがり木犀の散る金のみち


糖花とうかめく銀木犀や薄明り



季語:木犀もくせい(仲秋)

子季語:木犀の花、金木犀銀木犀薄黄木犀うすぎもくせい、桂の花

モクセイ科の常緑小高木の総称。中国原産。
よく庭木として植えられる。高さ三~六メートル。樹皮は灰褐色。
革のような艶を持つ深緑色の葉をつける。
九月から十月初め、葉の付け根に短い枝を伸ばし、小花を束状につける。
雌雄異株だが日本には雄株しかない。
花色は橙黄とうこう色、白色、淡黄色があり、それぞれ金木犀・銀木犀・薄黄木犀という。
いずれも香り高く、花の姿を見るより早く、まずその香りに開花を知る。
朝窓を開くと、漂う芳香に秋の深まりを感じる。

新版・角川大歳時記「秋」


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昨日、漸く、我が家のバルコニーの目の前にある(向かいマンションの)金木犀の花芽が少し開き、ほんのりと香り始めました。

季語を用意して半月以上、毎日、観察していたので、ずいぶん金木犀の花芽のつく様子に詳しくなった気がします。
ある程度の涼しさがないと、花芽はつかないそうです。

待ち焦がれた開花でした。
そして、本日から一週間くらいは、金木犀、銀木犀の香りを日本各地で楽しめることと思います。


一句目。
金木犀が満開になった後、雨が降ると、その下の道はとても綺麗です。
大好きです。

二句目。
糖花=金平糖。
銀木犀は本当に目立たず、香りがして探すと、あった!な花ですね。

京都・祇園にある「緑寿 庵清水」の金平糖は、優しい優しい色とお味です。
銀木犀みたいだなあと思います。


お時間があれば詠んでみてください。

※決してお題(必ず詠む)ではありません。
 
自由な季語での自主練」も大歓迎!

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