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しりとり俳句㊻

東京は、数日間にわたり風が強く、すっかり桜も蕊も散ってしまいました。
「桜蕊降る」をよく観察できる日々でした。

そして、もう日曜日😮
今週のしりとり俳句です。

「さち・ちり・しの・しりとり俳句」
(下五・下二字、または一字でしりとり)
5月19日スタート、あっという間に40句以上。
ただ呟いているのももったいないので、記録に残こすことにしました。
第一回は、5/19~5/30分。12日、全45句。
季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃

しりとり俳句①」より

第46回は、4/2~4/9(961~980)全22句

961. 切々とうたふ少年忘れ霜
   忘れ霜(晩春)し

962. 紫木蓮星占いはビルの角
   紫木蓮(仲春)ち

963. かと言って行かぬわけには入社式
   入社式(晩春)さ

964. 仕切つてと姐御あねごに言はれ花見茣蓙
   花見茣蓙はなみござ(晩春)し

965. ご賛同の方は拍手を花吹雪
   花吹雪(晩春)ち

966. 吹き出して観る春の夜の映画館
   春の夜(三春)さ

967. 漢検の帰りうららかスープカレー
   うららか(三春)し

968. レールを歩く鳩去りて春深む
   春深む(晩春)ち

969. 噛むほどにほろ苦きかな花菜漬
   花菜漬(晩春)さ

970. 付け髪へ春の風きてティーショット
   春の風(三春)し

971. つとめ終へたる日の山葵よく効いて
   山葵わさび(晩春)ち

972. 出で立ちはきりつとしたる一年生
   一年生(晩春)さ

973. 星座盤みつめ指差す春の星
   春の星(三春)し

974. 星朧また立ちあがり一輪車
   星朧(三春)ち

975. 写真立てまた一つ増え弥生尽
   弥生尽(晩春)さ

976. 人造のうみしづかなり山桜
   山桜(晩春)し

977. クラシック香る喫茶へ春ともし
   春ともし(三春)ち

978. もじやもじやの髪へげんげの花冠はなかんむり
   げんげ(仲春)さ

979. リモートの画面の奥のチューリップ
   チューリップ(晩春)し

980. つぶほどの指つつむ父春の夕
   春の夕(三春)ち

981. UFOの飛んできさうな朧月
   朧月(三春)さ

982. つきあつて二年の月日リラの花
   リラの花(晩春)し


     ・・・・・

前回の私のお当番の時(3/19)からのこの三週間は、個人的には、俳句への取り組みががらりと変わった日々でした。

具体的な環境としては、
*毎朝noteにあげていた俳句を、週一回にしたこと。
*俳句結社に入ったこと。
の二点なのですが、恐らく、俳句を詠むということへの向き合い方などにも、自然と変化が起こったように思います。

その変化を言葉にできるには、もう少し時間が必要そうですが、簡単にいえば、丁寧に句を詠むようになった、という感じでしょうか。

また、今まで以上に、俳句が好きになった、とも言えます。


そして、ふと気づいたことは、しりとり俳句も、来月で一年が経つんだなあ、ということ。
ひゃ~~~!!!

来週には、数も1000句を超えますね🎶
嬉しいことであります。


     ・・・・・

ということで、気になる句、好きな句などがありましたら、どうぞお気軽にコメント欄へひとこといただけますと嬉しいです💐

いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。