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秋深し、秋深む(晩秋・時候)


秋深し歩き遍路の杖の鈴
(遍路、春の季語でした💦すみません
 なごみちゃん、ありがとう!)


信濃路の分水嶺ぶんすいれいや秋深む



季語:秋深し(晩秋)

子季語:秋闌あきたけなわ秋闌あきたく、秋更あきふく、深秋しんしゅう秋深む

晩秋十月、秋も半ばを過ぎていよいよ深まった感じをいう。
この季語は奥底の深閑とした静けさを聞き取らなくてはならない
<秋深き隣は何をする人ぞ 芭蕉>(『おい日記』)は絶好の例。
大気は冷ややかに澄みわたり、草木は紅葉し、冬を前に最後の華やぎをみせる。
「秋闌」「秋闌く」も同様の季語だが「秋深し」の深みはない
闌とはよき時間が次第に盛りを過ぎようとするのを惜しむ言葉
「春闌」「秋闌」のように使う。
夏と冬は過ごしにくいので、「夏闌」「冬闌」とはいわない。
「秋深む」は慣用的に用いられている。

新版・角川大歳時記「秋」


      ・・・・・

久しぶりに、ふと「分水嶺」が浮かびました。
森村誠一のミステリーにありましたよね(笑)
(全くの余談です)


お時間があれば詠んでみてください。

※決してお題(必ず詠む)ではありません。
 
自由な季語での自主練」も大歓迎!

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