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「駅ピアノ」 立冬七句


綻びを袖に見つけし今朝の冬


冬立つや清き折り目のスラックス


立冬の朝日をきつく掴みけり


鍵盤をなづる白布冬に入る


立冬のジャズの青年駅ピアノ


駅長は変はらぬ笑顔冬来る


冬に入るランプシェードの紅硝子


季語:立冬(初秋・時候)
   子季語:冬立つ、冬に入る、冬来る、今朝の冬

太陽の高さを基準にした二十四節気のうちの冬の最初の節気である。
十一月七日頃に当たる。冬の初めの日であり、この日から、立春(二月四日頃)の前日までが冬である。
本格的な寒さには至らず、ときに小春日和の暖かい日もあるものの、木の葉は散ってしだいに冬らしくなっていく。

新版「角川俳句大歳時記」P.29より抜粋


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タイトルを付けた、連作七句を試みました。
ご感想をいただけますと幸いです。


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俳句幼稚園、三年目に入りました。

個人的には、めっきり句を note で記事にする機会が減っていますが(既発句になってしまうため)、俳句には変わらずに日々向かい合っています。

俳句鑑賞などは定期的にしておりますので、ご興味のある方は、ご覧になってみてください。
今後は、俳句誌の作品などについても積極的に取り上げたいと思っています。


尚、本日より note アカウント名を、俳号・卯月紫乃、と同じにいたしました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。       

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