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2024年上半期自選十句、そして。
2023年上半期自選十句、下半期の自選十句、に続き、2024年上半期自選十句を。
今回は、「連作」を意識して選句いたしました。
(季重なりありです)
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裸木の雪蹴ちらして鳥遊ぶ
南風新年会 村上鞆彦主宰・並選
「南風」4月号掲載
嘶くや寒九の水の満つる桶
「南風」5月号掲載
雑煮椀ミニカー横に並びをり
「南風」4月号掲載
磨ぎ汁の真白を庭へ春来る
「南風」5月号掲載
軟膏を押し出す指に蓬の香
南風東京例会、村上鞆彦主宰・並選
「南風」6月号掲載
針穴を春光の糸くぐりけり
【俳句四季・四季吟詠】2024年 7月号
鈴木しげを先生・秀逸
鳥影の吸ひ込まれたる雪間かな
「南風」2月号掲載
兼題「雪間」二席
蕾より蕊放たれてたびら雪
南風東京例会、村上鞆彦主宰・特選
「南風」6月号掲載 五席・今月の二十句(主宰推薦)
まず花弁が開き、次に蕊が張り出すというのが順序かと思うが、花弁は略して蕊に注目している。「放たれて」も大胆。よほど作者は蕊に惹かれたのだろう。「たびら雪」の頃ならば、梅か。開花の様が大写しでドラマチックに描かれた。
花冷の見附にのぼる朱き月
南風東京例会、村上鞆彦主宰・並選
「南風」7月号掲載
花貝の乾びし砂を波にとく
【角川俳句・令和俳壇】2024年 7月号
成田一子先生・推薦
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2024年上半期の投句先は以下のとおり。
*俳句結社・南風俳句会
*俳句ポスト365・夏井いつき先生
*月刊俳句界・仙田洋子先生ZOOM句会
*月刊俳句界・文学の森
*角川俳句・令和俳壇
*俳句四季・四季吟詠
*房州オンライン句会・亀山こうき先生
*超結社いくつかの、青空システム利用の句会
*俳句幼稚園「ひよこ句会」
現在、日本にいる時間がかなり減ってきているので、今年下半期からは、投句先を徐々に絞っていく所存。
半年前の記事での自分の言葉、
今は、先人の句集、そして、現代の俳人の句集、あるいは月刊誌をしっかりと読んで学ぶことが自分にとっては大切と思っています。
これについては、こつこつと地道に実践中。
そして、Xのポストにも書きましたが、所属結社「南風」のモットー、
「生きる証としての俳句」
「いま生きて在る実感を」
を、日々目にする季節の小さな変化を見逃さずに、自分らしく詠む、を続けてまいります。
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いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。