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俳句幼稚園 ~弐~

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⚜️各自note内で俳句を詠み、俳句幼稚園タグ付け&マガジン格納。⚜️【コメント欄は宝物】互いの句をコメント欄で鑑賞し高め合いましょう。(無理せず、自分のペースで) 投句時『意見(甘…
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「ひよこ句会」第三回目以降について。

「第二回 ひよこ句会」の結果が開きましたので、第三回目以降、今後の予定についてをお伝えいたします。 参加は毎回自由、投句数も一句から三句まで自由です。 皆さま、それぞれ無理のないペースでご参加ください😊 半年すぎたあたりで、「進め方」「兼題」「題詠」などについてのご意見を一回伺い、その後に繋げていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。 投句方法など詳しいことについては以下をご参照ください。

夏の風「見てよ此処にも僕の跡」

下半期は出張でスタート。 出張先は以前住んでいたことがある町。 俺は転勤族なので、大体6年前後で新しい土地へと引っ越すのだが、過ごした町は、そのときの思い出とともに俺を迎えてくれるので、格別の愛着があるものだ。 すっかり変わってしまったように見える町の中に、記憶と違わぬものを発見したときは、少し高揚する。 まっすぐうちに帰らず、わけもなく、ぷらぷらと流離ってしまうのは、きっと名残惜しいのである。

線状降水帯って耳にするようになって久しいが、名付けたのが最近なだけなのか、昔からあったのか。ともかく爆発的な大雨が止まって悪さをするのは勘弁ですな。 冷酒や線状降水帯よ去ね(いね) 三段切れ?

赤マーカー段取り表へあいの風

季語 あいの風 三夏 とある任意団体の事務局を引き受けて3年目となった。 初めは右も左もという感じだったが、二回りして見通しも持てるようになった。 とはいえ、気がつけば目の前にやるべきことが迫ってしまっているのは変わらない。 なんなら、慣れを感じるが故に、逆に切羽詰まってしまうこともある。 一年スパンでやることがほぼ決まっている役割だから、この時期に来たら、自動的にこれを始めるというプログラムを自分に組み込みたいものだ

白玉や店員口説く旅の人

やあ、沖縄から帰ってきた白です 仕事が終わって、次の日は、帰りの便まで時間があったので国際通りを回遊してきた まずは中心通りの道に面したところを歩き、そこから裏通へ 県庁側よりは牧志側の方の公設市場周辺がやはり面白い 歩き疲れて立ち寄った店で沖縄ぜんざいを食べた 沖縄ぜんざいは写真のように、どうみてもかき氷である。サイドにのっている白玉がかわいい いろいろかけてしまうと、もうかき氷だろってなってしまうのでシンプルな沖縄ぜんざいにした 目の前では、どっかの旅のおっ

藤の花ガレージ裏の弾き語り

季語 藤(晩春) 「歌うたいのバラッド」は斉藤和義の名曲で、いろいろな人もカヴァーしている。 曲をランダムに流していたら、 奥田民生&斉藤和義→Bank Band(桜井和寿)の「歌うたいのバラッド」リレーの奇跡にちょっと上がる

忙しくも寂しくもあり万愚節

季語:万愚節(仲春)四月馬鹿の傍題 これは俳句としてありなのかどうかはおいといて、今日の日の雑感である。 常ならばもう少しゆっくりしていたように思うが、ここ最近、少しでも早く準備を終えようと、早くからスタートを切るようになった。 新しく迎えた先生方もきっと息をつく暇もなかったに違いない。 ふとした瞬間に、もう新天地に旅立った同僚たちを思い出しつつ、新年度の準備で忙しなく動く今日は、なんだか自分が休み方を忘れてしまったようにも思えたり。

見送りし五人の背なよ春の雨

季語 春の雨 先日離任式も終わり、この数日で何人もの同僚が出立した。 毎年のことながら寂しいものである。 新天地でも、伸びやかにそれぞれの力を発揮できることを願っている 背は一字でも「せな」とも読めるが、この送りがな方式もあるみたいなので、背なとしてみた

四十雀雨降らぬ間に鳴くことよ

雨が降る度、暖かくなったり寒くなったり。 去年の春もこうだった気がするけれど、今年は格段に寒いねえなんて言ってみたり。 朝、ゴミをまとめてゴミ回収場までもっていくときは、降りそうな気配がありつつ、まだ雨ではなかった。 鳥がツピーツツピーと鳴くので、この鳥何だったけと「ツピー」を検索してみる。鳥好きなあの子に聞けば、直ぐにわかるだろうに、俺はさっぱり頭に入らない。 そうそう、四十雀だ。 仕事の荷を持ってもう一度玄関を出ると、四十雀の声はもう聞こえない。 冷気を纏った雨

初燕先ず合格を知らせたり

本県では今日が公立高校の合格発表。 自分の職業的にも最もドキドキの1日である。 本県は、九時になると高校から中学校へ結果の内示がなされる。 それを受けて、残念な結果になった生徒、保護者と一緒に進路先の検討を行うことになるのもこの日である。 合格している私立高校にするのか、いわゆる二次募集という、公立高校の再受験を選ぶのか、あるいは通信制か、就職か…なんにせよ、不合格者だけに電話を一本入れなければならないのは、心情を慮ると辛いものがある。 受かっていても、電話がかかってこ

寒き朝白毛混じりの鼻の穴

季語 寒し 三冬 俳句生活 人選 先日、俳句生活の発表があったので載せておく。ここしばらく佳作だったり、投句できなかったりだったので、久々の人選だ。 俳諧味、という部類だろうか。 やはり実体験は強しである。 髪の毛にチラホラと白髪の増えを感じるころ、鼻の中にも白いものを見つけて、おおっとなったのを覚えている。 そんな俺も四十代最後の一年である。

相棒はシャーペン二日目の受験

季語:受験(入学試験の傍題)仲春 息子は受検生である。 入試に持っていく筆記具の準備をしている。 文房具、特にペン類が好きで、何本かお気に入りのシャーペンがあるのだが、悩んだ末に 「これまで一緒に頑張ってきたからな」 と、家での勉強に使っていた木軸のシャーペンを筆箱に入れた。 今日は二日目。 一緒に頑張ってきた相棒と頑張ってこいよ。

受験子や青信号の続くみち

季語:受験子(仲春)入学試験の傍題 ベタな句ではありますが、応援句ということで。 本県では、明日から公立高校一般入試が二日間に わたり行われる。 私立へ進学する生徒が増えたとはいえ、まだまだ本県では公立志望が多い。 我が息子も含め、全ての受検生の行く道に青信号が灯りますように。

庭木から囀りの降る駐車場

俺のうちの駐車場にはシマトネリコの木があって、よく鳩の巣になっていたのだが、枝が伸び過ぎたので半年ほど前にガッツリ剪定した。 そのため以前はスカスカで、枝の一つ一つまで丸見えだったのだが、葉が密度高く生い茂ることになった。 そうすると、今度は雀(だと思うが)が来て遊ぶようになった。 一度、姿を確かめたくて、じいっと観察していたら、囀りが聞こえなくなって、しばらくの間声がしなくなった。 ビビらせてしまったなあと反省し、放置していたらここ最近は、出勤を囀りで見送ってくれて