見出し画像

チューニング~ラジオの思い出から

 少し前のことですが、2月2日「AMラジオ、34局が順次放送休止へ」という見出しのニュースが私の目に止まりました。総務省によれば、2028年度にAM放送廃止予定ということのようです。中学時代(相当昔の話ですが)、深夜放送で好きな番組があり、大笑いしながら夜更かしをしていたことを思い出します。下校時に気の合う友人たちと昨夜の番組の話題で盛り上がり、楽しいひとときを過ごしていました。今はAM放送を聞く機会はほとんどなくなり、時代の移り変わりを感じます。そんな深夜番組の中で、今も忘れられない番組があります。それは、1971年から1986年にかけて放送された、大石吾朗さんの名セリフと共に始まる「コッキーポップ」という番組です。ヤマハの「ホピュラーソングコンテスト」(通称 ポプコン)で入賞した曲を中心に、番組リスナーからのリクエストやポプコン出身歌手をゲストに迎えてのトークなどで構成していた音楽番組でした。ラジオを通して好きな音楽に親しんでいた当時の私には、ピッタリだったのです。その番組での名セリフがこれです。

黙っていれば友達になれない
叫ばなければ消え去ってしまう
私たちが生まれてきた時から育ててきた何かを伝えあうために、
ちぎれかけた世界の心と心を繋ぎ合うために、
私たちの歌が今ここにある

少年時代の私にとって、言葉や歌に込められる「言霊」というエネルギーを認識した大切なセリフでした。言葉は自分の内面から溢れ出すエネルギーであり、文字や声で外部に発することで誰かに届けられるものです。現実世界においては、ただ思っているだけでは決して伝わらないのだということを教えてくれました。大切な言葉を素直な心で相手に伝えることが、自分の情熱や勇気の証なのだとも感じました。あなたはこのセリフからどんなメッセージを受け取りましたか?
 ラジオは面白い機械で、放送局から送信される電波をチューニングして受信しますが、少しでも周波数がずれると聞き取りにくくなってしまいます。東京や大阪の遠くの放送局の電波を受信するときは、苦労したことを思い出します。電波状況の悪い日は特に、アンテナの向きを変えたり、チューニングダイヤルを微調整したりしながら悪戦苦闘していたものです。もっと受信感度が良ければ・・・と何度も思っていました。でもチューニングが合った瞬間、音声やトークがクリアに心地よく耳に飛び込んでくるのです。そう言えば、日常の生活でもある情報を得たい時に『アンテナを高くして・・・』とよく言いますが、人間にもアンテナや受信機があるのでしょうか?人の心を読み取れる人もいるのですから、きっとあるのでしょう。ではどこに?・・・私が思うにそれは「魂」だと思います。3次元世界に限って言えば、五感と脳ということになるのでしょうが、3次元での情報とは不完全なものです。圧倒的に情報不足の世界なのです。世界が3次元だけだと思っている人は、魂の若い人、もしくは現実世界のルールに縛られ身動きが取れなくなった人かも知れません。魂で感じる高次元のエネルギーが、私たちに届くすべてであり、3次元のエネルギーは、その一部に過ぎません。そして、その情報を受信して現実世界に反映させることが、人生であり、より良い(良いも悪いも本当はありませんが)生き方の実践なのでしょう。もし、そうであればエネルギーの受信感度を上げてみてはどうでしょう。それと同時に、幅広い周波数帯域を受信できれば、たくさんのエネルギー情報をキャッチできるはずです。人生を大きく変える情報が飛び込んで来るかもしれません。また、日常生活でも天に向かって願がったり祈ったりすることがあります。これは自分の思いをエネルギーとして天に送信していることに他なりません。すなわち、魂が自分のエネルギーを送信する放送局でもあるということです。送信出力が大きければ、未来やより多くの人に影響を与えることができます。また、送信できる周波数を意のままに変化させることができれば、相手が誰であってもピンポイントで必要なエネルギーを送ることも可能です。これで、あなたの人生は「順風満帆」、「天下無敵」になるはずです。
 「魂」は高次元のエネルギーを受信するラジオであり、自分のエネルギーを送信する放送局なのだと考えたとき、その使い方次第では、人生をより豊かにできるのだと確信しました。あなたはこの話を、どう思いますか?自分の魂に意識を向けたとき、その答えがわかるはずです。もし、私と同じ考えに思えたなら、あなたは高次元から守られた存在であり、あなたは自分の使命を感じているはずです。前述のセリフの一部を引用します。「私たちが生まれてきた時から育ててきた何かを伝えあうために、ちぎれかけた世界の心と心を繋ぎ合うために、私たちの『魂』が今ここにある」フラグが立ち、どうやら、その時が来たようです。長い待ち時間に耐え、蓄えてきた魂のエネルギーを一斉に開放するときです。「不可能」だと思い込んでいる思考の設定を「可能」に書き換え、今まで奇跡だと思っていたことを必然のこととして現実化する時が来たのです。仮面を被り、鎧で武装した魂のままでは、奇跡を起こすことは決してできません。あなたの高波動な純粋な魂のみが、それを可能にします。高波動のエネルギーが宇宙へ放たれたとき、天はその準備を始め、現実化するためのエネルギーを地球やあなたへ送り返します。同時にあなたのエネルギー周波数は、共鳴する仲間を引き寄せ、より奇跡の現実化を容易にします。このとき、あなたの感じるエネルギーは増幅されていて、自分が満たされていることに氣づくでしょう。愛とはエネルギー交流であり、同じ周波数のエネルギーが同位相になったとき共鳴を起こします。このときのエネルギー状態は、今まで感じたしあわせとは別次元の幸福感をあなたにもたらすことでしょう。そのエネルギーを感じる相手こそ、あなたと「しあわせ」を共有する大切なソウルメイトに他なりません。ただし、位相がずれるとエネルギーの乱れによる不安定さが引き起こされ、逆位相になれば、互いのエネルギーは共鳴するどころか消滅してしまいます。何をしても無力感に襲われるような時間が訪れるのです。相手との関係をきっぱりと断つか、一時的に距離を置くしか、これを避ける方法はないでしょう。精神世界ではこれを「サイレント」と言うらしいのですが、縁が深ければこの関係を断つことも難しく、長く苦しい時間を耐えなければならないこともあるようです。現実世界だけを見ている人には、到底耐えられる時間ではないはずです。それ故、サイレントが明けたときに結ばれる絆は、より強固で揺るぎないものへと成長するのです。
 ココだけの話ですが、今まで書き綴ってきたことは私の経験談です。本当は精神世界と現実世界のギャップは、実に耐え難いもので、何度もこんなことは終わりにしようと思いました。どこまで高次元の存在やソウルメイトを信じられるのか、試されていたかのようです。これもすべて、自分の使命を果たすために必要な経験なのでしょう。まもなくサイレントが明ける予感がしますが、さて、本当なのか?次のステージへの移行が目前に迫っている今が、私は波動共鳴のないまま前進することになるのか、ソウルメイトと波動共鳴して高出力のエネルギーを放ちながら使命を果たすのか、その分岐点なのでしょう。私の選択は決まっていますが、後は天に任せるだけです・・・。
あなたが最高と感じるエネルギーを感じた時は、ラジオのチューニングダイヤルを回すように、慎重に調節してみましょう。共鳴する高波動のエネルギーを放ち、さあ、SHOWTIMEの始まりです。これから起こる出来事は衝撃的ですが、冒険の旅はワクワクするものです。自分の使命を果たし、奇跡を現実化する喜びの瞬間は、まもなくやってきます。今、心のラジオから音楽が流れてきました。これは懐かしい!曲は米米CLUBの「君がいるだけで」♫♪♪♫♪♫「次の曲は、何がかかるかな?・・・ラジオって、やっぱりいいな!」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?