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風物詩

晩酌をしていたら、ドォンと大きな音がした。
驚いて外を見ると、遠くの空に花火が上がっていた。
どこかで花火大会をやっているようだった。
これはいい肴になると、カーテンを全開にして部屋の照明を少し落とした。
ドォン、ドォンと色とりどりの花火が咲き乱れる。
とりわけ大きな花火が咲いたとき、思わず「たまやぁ!」と叫んでいた。
連続して花火が上がったら、パチパチと拍手をする。
ゆったり飲むつもりが、騒がしくも楽しい時間に変わっていった。
思いがけずに夏を満喫した夜だった。

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